BLOGしょう先生のブログ

第23回【これだけは】矯正相談に行く際のポイント【矯正コラム】

おはようございます。雨がたくさん降った日のリバーモールです。最近はリバーモールの水量も少なく、ちょっと淋しい感じがするので、雨の日の方がきれいだなって思います。

さて、前回の記事で、矯正相談へ行きましょうとお伝えしましたが、その際に気を付けることはあるのでしょうか?予め知っておくと良いことをご紹介します。

余裕のある時間に行きましょう

矯正相談は必ず余裕のある時間に行くことを強くお勧めします。みなさんにとって、矯正の話は初めて聞く話だと思います。気持ちにゆとりがないと、難しすぎて頭に入ってこないかもしれません。

たまにいらっしゃるのですが、この日のこの時間しか無理!と細かい時間指定をしてご来院される方がいらっしゃいます。そういった方に対して、できる限り対応はいたしますが、やはり腰を据えてお話をしたほうが、よりよい結果につながるのにな…と残念な気持ちになることがあります。

そもそもたくさんの習い事をしている方やあまりに忙しすぎる方は、矯正治療に向いておりません。そういったことは、またいつか、別の記事に書きたいと思います。

そして、予約時間には前もって行くようにしましょう。矯正歯科に限らずですが、病院では初回は「問診票」の記入があります。特に矯正治療では問診票の項目が多いことが多く、予約時間通りに行くと問診票を書くだけで10分以上時間を必要とすることがあります。そうなると、先生と話すことができる時間は短くなります。

これは不思議だなといつも思うのですが、ぎりぎりに来られる方や、遅れて来られる方の方が、質問が多く、大幅に時間を過ぎるのです。

遅れてご来院された場合、次の患者様の予約もありますので、どうしても短いご説明になってしまうのですが、聞きたいことは山ほどあるようで…私もどうしたら良いのか、困ってしまうことが多々あります。どうぞ時間にゆとりをもってお越しください。

何が気になっているのかを明確にしておきましょう

矯正相談に行く前には、何が気になっているのかを自分なりに言葉にできるよう考えておきましょう。だいたいどこの医院でも、問診票には「今気になっていること」を書く欄があるのですが、「まえば」とだけ書いてあったり、「はならび」とだけ書かれていたりすると、何を気にされているのか、よく分かりません。

もちろん私たちは矯正を専門とする歯科医師ですから、さらに複数の質問をして掘り下げていきますが、例えば「まえば」だけを取っても、患者様によってこんな感じで訴えが異なります。

・前歯が出ていて、写真を撮った時に見栄えが気になる

・前歯が出ていて、サンドイッチをかんだらレタスだけ出てくる

・前歯の歯と歯に隙間があって、見た目が気になる

・前歯が1本だけ内側に入っていて、食べ物がはさまる

・笑った時に上の前歯が全然見えないから、気になる

・下の前歯が年々がたがたになってきたような気がする

いかがでしょうか。全て「まえば」に関するお悩みですが、それぞれによって私たち矯正医のお話する内容は変わってきます。矯正相談にお越しの際は、どんなことが気になっているのか、できるだけ具体的に考えておくことが大切です。

治療が始まったら、その先生を信じること

私は、何軒かの矯正歯科で矯正相談を受けることをお勧めしています。しかしながら、治療開始後のセカンドオピニオン(治療途中に、他の先生に治療が適切かを診てもらうこと)はあまりお勧めしておりません。

私も前職で何度もセカンドオピニオンとして矯正相談に来られる患者様を担当しましたが、他の先生とは治療方針が異なるため、治療途中のお口の中を診ても、現在進行中の治療が良い、悪いなどの判断はできません。

また、毎回の診療で不信感を持って通院されますと、お互いにコミュニケーションが少なくなり、より悪い結果へとつながる悪循環に陥ってしまいます。

治療を開始する前に、複数の医院で話を聞いていただき、納得して開始していただくこと、そして、治療を始めたら信じて通い続けていただくことが、患者様および親御さんの幸せにつながるのではないかと、私は思っております。

ぜひ、みなさまにとって最適な医院が見つかることを願っております。

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