BLOGしょう先生のブログ

矯正を始めるにあたって注意すること〜小児編〜

おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。このモニュメント、よく見ると下にちっちゃい女の子がいるんですね。最近まで知りませんでした。

学年かわる。いろいろ変わる。

矯正をしている小学校のお子さんの親御さんから、新学年に上がる時によく言われることがあります。

「習い事の日が変わったので治療に行けません」

「塾に週3回行くことになったので、水曜日の4時から4時半までしか治療に行けません」

お母様からのお申し出を受けるたびに、どうしたら良いのかな、と悩みます。

私がその患者様専属の矯正医であれば全く問題ないのですが、私もたくさんの患者様を担当していますので、曜日や時間の指定をされましても、ご希望に沿えないことがあります。

学年が上がった時のことを考えましょう

1人目のお子さんだと、なかなか想像するのが難しいのですが、例えば、小学校4年生ぐらいから、部活動が始まります。そして、小学校の高学年になると、塾に行き始める子や、塾の日数が増えてくる子が出てきます。

そうなった時に、矯正治療に通うことができるかどうか?それをよく考えて、矯正を検討して頂くことが大切です。

私は、通院が難しそうな方には無理に小児矯正をせず、成長期を終えてからの矯正治療をおすすめしています。

それでも、やはり子どものうちに治してあげたい、と思われる方には、月に1回のことなので、矯正の日をきちんと確保して頂きたいと思います。

皆さんに平等に

私の考えとして、「何でも言ったもん勝ち」は違うかなと思っています。例えば、「毎月水曜日の16時に来たい患者様」って、何人かいらっしゃると思うんです。

でも、予約できる人数には限りがありますから、うまく取れることもあれば、取れないこともある。そういうものだと思います。

以前の職場では、「先取り」という制度がありました。この時間じゃないと無理!と仰る一部の患者様にだけ、予約を何個か先取りするという制度です。いわば、言ったもん勝ち。

治療に協力的、つまり、矯正を優先的に考えてくださる方が、希望する予約を取れず、矯正を二の次に考えている人が、強く希望日時を言い続ければ、希望通りの予約を取れる。それってちょっと違うんじゃないかなと思っていました。

当院では基本的に毎回来られた時に、次の予約を取るようにしていますので、塾や習い事だからといって、他の方をおしのけてまでの先取り予約はお受けしておりません。

習い事を優先される方の治療は致しかねます

矯正相談の際にお渡しするパンフレットにも「習い事を優先される方の治療はお断りしております」と明文化しています。

塾講師や家庭教師のアルバイトをしていたころ、私はよく子どもたちにこう教えていました。

「計画がしっかり立てられないと、テスト勉強は失敗するよ」と。

おそらく、親御さんも
「ちゃんと計画しなさい」
「前もってやりなさい」
「時間配分を考えて」などと
お子さんに仰っていることと思います。

計画性がとても大切だと子に教える私たちがまず、きちんと計画を立て、余裕を持って生活しませんか。

それが、結果的に子どもたちの自主性を高められるのではないかなと、私は思います。

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