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第108回【楽器選びの前に】吹奏楽部で矯正治療、できますか?【矯正コラム】

おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。

もうすぐ中学生・高校生になる方も多いことと思います。

中学生・高校生になったら、吹奏楽部に入りたい!とお考えの方に向けて、この記事を書きました。

ぜひ、ご覧ください。

(初稿:2019年11月24日 加筆:2021年3月27日)

 

 

プロの演奏者は歯をとても大切にしています

私の友人にプロのトランペット奏者がいます。

「虫歯で歯が抜けたりしたら、音色が変わってしまう。」とよく言っています。

 

トランペットを演奏するためには、唇や歯はとても重要な役割があるそうで、少しでも口の中の状態が変わらないように、口の中のケアをいつも入念にしているんだそうです。

私のような音楽の素人には分からない、細かい違いがあるんでしょうね。

 

さて、私たち矯正医は、中学生になるお子さんやその親御さんから、「吹奏楽部に入りたいのですが、大丈夫ですか?」というご相談をよく受けます。

プロの奏者も大切にしている口の中に、矯正装置が入っても大丈夫なのでしょうか?

 

 

吹奏楽を始める前なら、顧問に確認しましょう

まず、まだ吹奏楽部に入部していない場合は、学校の吹奏楽部の顧問に、矯正治療が可能かどうか確認を取りましょう。

 

顧問の先生の方針や学校の方針によっては、吹奏楽部では矯正治療自体を禁止している場合もあります。

特に、全国大会常連校とか、レベルの高い学校の場合は禁止されているのかもしれません。

(禁止ではないのかもしれませんが、暗黙の了解と言いますか…矯正治療を始めにくい空気のところもあるようです。)

 

 

一度きりの人生だから

私は歯科医師として、早く矯正治療をしてあげたい気持ちもあります。

ですが、お子さまにとっては一度きりの学生生活です。

 

「矯正治療を始めてしまったばっかりに、せっかく楽しみにしていた部活動に入部できない!」となってしまうのは、とても悲しいことだと思います。

 

もし、顧問に確認をして、在部中の矯正治療が認められていなかったら。

部活動を引退してから、あるいは成人してから矯正治療を行うのか、それとも、部活動は違うものにして、矯正治療をするのか。

 

矯正治療と部活動、どちらを優先するのか、ご家族でよく話し合われると良いでしょう。

 

 

人生設計は、部活動だけで考えない

部活動って、中学生になったばかりのお子さんにとっては「人生の全て」ぐらいの比重になってしまいがちです。

しかし、親御さんからは、もう少し長い人生設計を見据えて、お子さんとお話していただきたいと思います。

 

 

矯正治療の壁は、吹奏楽部だけではありません。

部活以外にも、

・受験

・成人式

・就職活動

・結婚や出産

など、さまざまな年齢で、矯正治療をためらってしまう時期があります。

 

どれもそれほど矯正治療の影響を気にしなくて良いことなのですが、やはり人生に1度のイベント!と考えてしまうと、迷ってしまう方も多いんです。

 

中学校では部活動を最優先にして、中学校を卒業したら高校で矯正治療をしようと思っていた。

だけど、高校になったら今度は大学受験もあって勉強が大変で矯正治療どころではなかった…となることもあります。

 

どのライフステージで矯正をするかは、ご家族でよくご相談いただくのが良いと思います。

 

 

自分たちだけで判断できない時は、矯正相談へ

ご家族だけではなかなか決められない、もっと情報が欲しい!

そう思われたときは、ぜひ矯正相談に行ってみてください。

当院でも、サポートをいたします。

 

いかがでしたか。

今日は、大きな目で見た矯正治療と吹奏楽について、お話をしました。

次回は、もう少し細かいお話…どの楽器であれば可能かなどを、綴りたいと思います。

来週をお楽しみに!

 

今日もお読みくださり、ありがとうございました!

 

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