BLOGしょう先生のブログ
おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。
今日は、お子さんが歯医者に楽しく通えるようにするための、3つのポイントをお伝えしたいと思います。
教育において、歯医者を「罰を与える場」として利用しない
言うことを聞かない子どもに手を焼くこと、多いですよね。
ここにも、そんなお子さんに手を焼くお母さん
「灘目 杉世(なだめ すぎよ)」さんがいらっしゃいます。
杉世「そんなことするなら、歯医者さんに歯抜いてもらうから!」
杉世「ちゃんとできないんだったら、歯医者さんで歯ガリガリしてもらうからね!」
あぁ…こんな言葉、みなさんも使ってしまっていませんか。
こういった言葉は、お子さんを思う通りに動かしたい親御さんにとって、非常に使いやすい言葉です。
一時期、鬼から電話がかかってくるアプリが流行りましたよね。
「お片付けしないんだったら、鬼さんに電話してもらおう。」
そういうと子どもの顔は恐怖に歪み、慌てて片付けを始めます。
このような恐怖で支配する方法は、その場だけでみると非常に効果の高い方法ではありますが、頻回利用するとトラウマを植えつけたりするので、あまり良い方法とは言えません。
歯医者も鬼と同じように利用すると、そりゃあ子どもたちは行きたがりませんよね。
怖いものの代表として歯医者を使ってしまえば、お子さんは歯医者を嫌いになります。
事前に「痛いことしないよ」と言わない
あぁ…すでに鬼と同じような使い方しちゃったわ…とお困りの灘目杉世ママ。
当然、お子さんは歯医者に行こうとしません。
子「いやだぁいやだぁ…」
そこで杉世ママはなだめすかしに入ります。
ママ「大丈夫よ、今日は痛いことしないから。」
子「…(ママをチラ見)」
ママ「今日はちょっと歯医者に行って、ちょちょっと診てもらって終わりだから」
子「…ほんと?」
ママ「ええ、大丈夫よ」
杉世ママ、なんとかなだめすかしに成功して、歯医者に連れて行くことに成功しました。
これでめでたし、めでたし…なのでしょうか。
さてさて、歯科医院についた灘目親子。
待合室で待つ杉世の耳には、診療室からお子さんの泣き叫び、喚く声が聞こえてきます。
子「えーん!痛いよー!先生の嘘つき!」
子「帰る!ママ帰る!先生なんて大嫌い!」
あああ…やっちゃいましたね。
子どもは先生に対して敵対心剥き出しです。
実は、痛くないよ、と嘘をついたのは杉世ママです。
でも、子どもにとっては、ママは絶大な信頼を寄せる存在なので、嘘をつかないと信じています。
歯医者さんが嘘をついたと話がすり替わるわけです。
みなさんは大人になってからも、嘘をつく人を信頼できますか?できませんよね。
もうこのお子さんは、2度と歯医者に行かなくなると思います。
物心つく前から、歯医者に通う
泣き叫ぶお子さんの姿を尻目に、待合室で絵本を読んで順番を待っている女の子がいます。
「羽賀 きらり(はが きらり)」ちゃんです。
きらりちゃんのママは、「羽賀 好代(はが すきよ)」。杉世のママ友です。
杉世「まぁ…きらりちゃんはほんとおりこうね。うちの子ってほんと歯医者嫌いで…」
好代「あら、そうなの?うちの子は歯医者好きみたいで、次の歯医者さんはいつ?っていっつも聞いてくるのよ…」
杉世「羨ましいわぁ。痛いのに、なんで嫌がらないのかしら?」
好代「えっ?別に痛くないわよー。小さい頃から定期的に通って、フッ素塗ってもらったり、歯磨きの指導してもらってるだけだもの。」
杉世「へぇ…歯医者ってそんなこともしてくれるの?」
好代「そんなことも、というか、今はもうそういうことをするのが歯医者になのよ。悪いところができてからじゃなくて、悪いところができないように、予防するのが歯医者なのよー。」
杉世(知らなかった…)
先生「はが きらりちゃーん」
きらり「はーい!せんせいきょうはなにするのー?あ、すぎよおばちゃん、バイバーイ!」
杉世「バイバーイ!(なんだこの差は…そして私のこと、おばちゃんって言ったわね…あ、それはどうでもいいか…)」
ご家族の接し方次第で、歯医者嫌いになるかが決まる
いかがでしたでしょうか。
お子さんが歯医者に行かない、歯医者嫌いなのは、もしかしたら、ご家族の歯医者に対する接し方が原因かもしれません。
ぜひ、見直してみてくださいね。
最近は歯医者が好きって子も増えてます。
少しでも、楽しく通ってもらえると嬉しいです。
今日もお読みくださり、ありがとうございました!