BLOGしょう先生のブログ
こんにちは!今日もお読みくださり、ありがとうございます。
今日はとある患者様との笑い話をお伝えいたします。
40代女性、誰にも分からないように矯正をしてほしい
その患者様は40代の女性でした。
矯正相談に来られたのですが、裏側矯正(舌側矯正)を希望されて来院されました。
裏側の装置を希望される理由をお伺いすると「誰にも分からないように矯正をしてほしい」とのこと。
ご希望に添えたら良かったのですが、私は裏側矯正を行っていません。
過去に1年間、裏側矯正専門の歯科医院で勉強させていただいたのですが、非常に高度な技術であり、私には難しいと思いました。
そのことをお伝えして、代案としてマウスピース矯正をお勧めしたのですが、「マウスピースもよく見たら分かるでしょ…」と悲しいお顔でした。
意外と目立たないから、まあいいか
その後、裏側矯正をしている矯正歯科を探されたようですが、いろいろな条件を吟味したようで、最終的に当院でマウスピースの矯正をしたいとご来院されました。
装置を着けた当日。
鏡を見ながら「そんなに目立たないですね…」と仰る患者様。
大満足!とは言えないお顔でしたが、まあいいか…ぐらいのお気持ちで帰られました。
数か月が経ち…
それから数か月。
私は患者様に聞いてみました。
「どうですか?装置の見た目のことを気にされていましたが、何か言われましたか?」
すると、こんなお返事が返ってきました。
「それがね、先生、私がマスクしてるってのもあると思うんですけど、誰も気づかないんですよ。
マスクを外してる時もあるのに、気がつかないんです。」
そしてしみじみと…
「誰も私のことなんて見てなかったんだわって思いました。こんなことならもっと早くやっとけば良かったです。」
意外と誰も見ていない
いかがでしたか。
実は私も矯正治療経験者なのですが、同じようなことを経験しています。
私が矯正治療を受けたころは良いマウスピース矯正がなかったので、針金を使っての矯正治療をしていたのですが、装置を着けても、案外誰にも、何にも言われず、拍子抜けしたことを覚えています。
なんなら矯正が終わって「装置はずれてん!!」と喜んで伝えても「え?矯正してたっけ?!」と言う人もいたぐらいです。
気づく人は矯正治療経験者
「矯正治療始めたんだね!」と言ってくる人もいました。
それは矯正治療経験者が多かったです。
やはり、ご自身が矯正治療を受けた方は、人の口に目が行くようです。
今、矯正治療を検討中で、装置が目立つことにお悩みの方は、意外と気にしなくても良いかもしれませんよ。
今日もお読みくださり、ありがとうございました!!