BLOGしょう先生のブログ
事業で大きく成功されている経営者の方とお話しをしたことがあります。
いろいろなお話を聞かせていただきました。
経営に対する考え方など、大変勉強になりました。
ただ、何か腑に落ちない、強烈な違和感がありました。
ある日、その違和感がなぜ生じているのか、分かったのです。
その経営者の方は自己啓発のため、自らの印象を良くするためのセミナーに通われていて
「笑顔の練習」をされていたんです。
強烈な違和感の正体。
それは、不自然な笑顔だったんです。
口元は笑っているのですが、目が笑っていなかったんです。
日本では「目で語る」「目は口ほどにモノを言う」などの言葉がありますよね。
日本人は欧米人よりも、目で相手の感情をキャッチする傾向にあります。
日本人がマスクに抵抗が少ないのも、口が隠れても感情が読めるからだと言われています。
逆に、サングラスには抵抗を持つ日本人が多いです。
私はその経営者の方の作り笑いに恐怖を感じてしまっていたのです。
印象を良くするために笑顔の練習をすることはとても良いことだと思います。
ただ、大切なのは心も笑顔になること。
作り笑いでも、笑うことで自分の脳をだませると聞いたことがありますが
相手の脳は騙せないようです。
私はその笑顔には、親近感を覚えませんでした。
私は自然と滲み出る笑顔が、表情に現れるような人間になりたいと思いました。
それ以来、無意識に人の笑顔を眺めてしまうのですが
成功されている経営者の方って、やっぱり大変なんでしょうか。
笑っていても笑顔の裏にどこか寂しさが見えたり
そもそも笑顔がなかったりすることが多いような気がします。
みなさんが心から笑える世界になりますように。
今日もお読みくださり、ありがとうございました!