BLOGしょう先生のブログ

笑うことが苦手な子

私は幼少期、歯ならびが悪かったので、歯を見せて笑うことが苦手でした。

当時は主流だった使い捨てカメラのレンズを向けられるたびに、少し悲しい気持ちになっていました。

すごく楽しい場で、ほんの一瞬だけ、テンションが下がる。

この一瞬って、短い時間なんですが、影響力はとても大きいんです。

ろうそくの炎に水をジャッとかけて、濡れてしまったろうそくをもう一度点火するのは大変ですよね。

人間の心も同じ。ひとまず醒めてしまうと、もう一度同じテンションに戻るのって難しいんです。

子供心に、何も考えず笑えたら、どれだけ幸せかなって思っていました。

 

本当は矯正治療を受けたかったので、小学生のころ1度、矯正相談に連れていってもらったことがあります。

ただ、高い値段であることは知っていたので、やりたいとは言いませんでした。

それをやりたいと言わない方が、喜ばれることを知っていたからです。

普段から「ほしいものは特にない。」そう言った方が喜ばれることを知っていました。

今、通院してくれているたくさんの子どもたちが笑ってくれているのを見ると、

幼いうちに治療を受けさせてもらえて、この子たちは本当に幸せだな…と、嬉しい気持ちになります。

 

歯を見せて、何も気にせず笑える。

あたり前のようで、あたり前にできない人がいます。

今、矯正を終えた子たちは、その悩みを抱えることなく、大人になっていくことができます。

 

これからも、たくさんの人が自然に笑顔になれるよう、サポートしていきたいと思っています。

今日もお読みくださり、ありがとうございました!

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