BLOGしょう先生のブログ

前髪しかない神様

日本では2010年ごろに

「トイレの神様」という歌が流行りましたが

ヨーロッパには「チャンスの神様」がいるそうです。

 

チャンスの神様には、前髪しかないんだそうです。

つまり、後ろは禿げている。

なかなかエキセントリックな風貌です。

 

このチャンスの神様が前から走ってきた時に

その前髪を掴めた人は幸せになれるそうです。

ただし、もし一度逃がしたら、

永遠にこれを捉える事はできない。と言われています。

 

人がチャンスの神様の前髪を掴めるかどうかには

いろいろな要素がありそうです。

まず、そのチャンスに気づけるかどうか。

 

さすがに前髪しかないおじさんが走ってきたら

気づきそうなものですが

後頭部が禿げているかどうかは

走り去った人を振り返って、初めて気づくもの。

 

『あぁ、あの時がチャンスだったんだ』と気づいた時には

すでに遅しということですね。

 

 

この「チャンスの神様に気づくこと」

ができるようにするためには

視野を広くしておくことが大切なのではないかと

私は思いました。

 

「チャンスの神様」が本当にいて

目に見えるならば…の話になりますが

例えば携帯電話に夢中になっていたら

めちゃくちゃ視野が狭くなっているので

神様が前から走ってきてもスルーしてしまいます。

現実世界では目に見える神様が走ってくるわけではないので

もう少し現実世界に置き換えて考えてみましょう。

 

チャンスの神様を「何かの機会・ご縁」だと仮定します。

 

何かの機会やご縁がやってきたとき

今、目の前の仕事に追われて

精神的にいっぱいいっぱいになっていたら

周りの世界が見えてこないですよね。

そんな時は

機会やご縁をスルーしてしまうことになるでしょう。

 

「いやいや、忙しくても周りの世界は見えているよ!」

と思われるかもしれません。

 

本当にそうでしょうか?

 

ささいなことですが、例えば

・今日、紫陽花は咲いていましたか?もう枯れていましたか?

・蝉はもう鳴いていますか?

・昨日の夜空に、星は見えていましたか?

こんな質問に、みなさんは答えられるでしょうか。

周りを見る余裕がない人は答えられないはずです。

 

他にも

・今、職場で隣に座っている人は元気そうでしたか?

・今日あなたに挨拶をしてくれた人はどんな表情でしたか?

・昨日あなたに連絡をくれた人は、どんな声でしたか?

こんな質問に答えられますか。

 

心に余裕がなくなっていると

人の存在には気づいていても

その人の心にまでは

気を配れなくなっているのではないでしょうか。

ただ視野に入っている状態と

その心まで思いをはせることができる状態。

似ているようで、少し違います。

 

私は、隣にいる人の心まで

思いを巡らせることができるような状態でいたいな…と

思っています。

 

そうすればいつか

チャンスの神様と出会えたときに

笑顔で手をつなげるのではないかと思っています。

 

そのためには

視野を広くしておくこと。

視野を広くしておくために

精神的にいっぱいいっぱいにならないように

自分をコントロールしておくこと。

それを忘れずにいようと心がけています。

 

みなさんはチャンスの神様

いると思いますか?

 

今日もお読みくださり、ありがとうございました!

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