BLOGしょう先生のブログ

テニス界のレジェンドから学ぶこと

久々にゆっくり過ごす時間ができたので、読書をしました。

今、読んでいる本は、国枝慎吾・稲垣康介共著の

「マイ・ワースト・ゲーム」という本です。

国枝慎吾さんは、車椅子テニス界のレジェンドで

先日引退したフェデラーも一目置いている選手です。

2023年に世界1位のまま引退しました。

 

そんなレジェンドの本に

私のような凡人でも人生に生きる言葉があったので

ご紹介したいと思います。

この本では、国枝さんと、新聞記者である稲垣さんが

現役選手だった当時のインタビュー記事などをもとに

対談した内容がまとめられています。

 

本書の中には、世界1位の国枝さんでも

プレッシャーに押し潰されそうになって

大切な試合前に嘔吐してしまうことがあると書いてあり

驚きました。

 

大きなプレッシャーに、どうやって打ち勝ってきたのか。

本書にはさまざまなエピソードが書かれています。

 

こういう本って、最初から最後まで

一貫して変わらない強い意志が

描かれていることが多いと思うのですが

本書を読むと、国枝さん自身

年齢とともに考え方が変化していることが分かります。

 

レジェンドでも

年齢とともに思考が変わるということですね。

 

そんな中で、私が

これは人生に生きる言葉だなと思ったものがあります。

2年間、怪我で思うようなショットが

打てなくなってしまった国枝さんが

3年目にしてようやく

4大大会で優勝に返り咲いた時のコメントです。

「小さいアップデートも含めたら2017年以降、100回ぐらいしていました。修正するたびに言葉で書く。言語化することで理解が深まる。体を動かせば確信に変わる。その作業が面白いんです。途中でマイナス要素に気づいたりもする。(以下略)」

私の心に残ったのは2つ。

まず「小さいアップデート」。

 

日常生活でも

なんとなくしているけど気になっていることを

小さくアップデートしてみる。

これが積もりに積もって

良い生活になっていくと私も思いました。

 

なんとなく不満を持っているけど

そのままにしていることって多くありませんか?

 

私はつい最近、長すぎる延長コードが

視界に入って邪魔だったので

思い切って短い延長コードを買ってみました。

 

本当にちょっとしたことなのですが

デスク周りがきれいになって

心理的にすっきりしました。

お値段以上の価値があったと思います。

 

これも、めちゃくちゃ小さなアップデートですよね。

レジェンド国枝さんの書いているアップデートと

並列するのはなんだかおこがましいですが

そうやって小さなことを少しずつ変えていった結果が

今の環境につながっていくのだと

本を読んで改めて思いました。

そして、もう1つ、国枝さんの言葉で響いたことは

「言語化する」ということ。

 

私は比較的、言語化が得意な方で

だからこそこうやってブログを書いていますが

友人と話していると

言語化が苦手な人って多いのではないかと思うことがあります。

 

言語化しないことを

良い表現に変えると「感覚派」と言えるかもしれません。

 

言葉にできないことを重要視せず

感覚的に良し悪しを判断する。

それはそれで、重要なことだと思います。

 

ただ、言語化できないということは

「そもそも何が悪いか(あるいは何が良いか)が

分かっていない」

とも言えます。

 

そうなると、良い方向に修正ができないんですよね。

だからやっぱり

毎回言語化して、誰かに伝える必要はないけれど

「言語化しようと思えばできる」状態には

しておく必要があるのかなと思いました。

 

いかがでしたか。

みなさんも興味を持たれたらぜひ

この本を読んでみてくださいね。

 

読書の秋。

気候の良い時期に、本を読みましょう!

 

今日もお読みくださり、ありがとうございました!!

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