BLOGしょう先生のブログ

相手の気持ちを考える

「まあ、歯がだめになったところで生きていけるけど

内臓がだめになったら生きていけないからって

内科の先生が言ってましたけどね。」

 

もうずいぶん前のことですが

矯正相談に来られた患者様のお母様に

歯の大切さをお話していたら

こんなことを言われました。

 

そのお母様からはこんなことも言われました。

「このマウスピースってなんでこんな値段するんですか?

私、事業やってるんでだいたいの値段分かりますけど

なんでこんな値段なんですか?」

 

矯正相談中はずっとこんな感じでした。

 

私は答えられる範囲で一生懸命答えました。

 

でも、そのお母様とお子さんが帰られた後

なんだかとっても悲しくなりました。

もしかしたら、本当に純粋な気持ちで

質問されたのかもしれませんが

私に傷をつけようとして責め立ててくるような

そんな印象を持ちました。

 

人はそれぞれ、違う価値観を持っています。

歯を大切にしたいと思っている人間もいれば

そうでない人もいる。

 

どんな価値観を持つかはもちろん自由で

誰にも咎められることはありません。

 

でも、人それぞれにその価値観を持つに至る

何かの「きっかけ」があるはずなのです。

例えば歯を大切にしていない人は

「歯の大切さ」について

学ぶ機会がなかったのかもしれません。

 

冒頭のお母様は

言葉通りに受け取るならば

内科の先生から

「内臓は大事だが歯はそんなに大事じゃない」

という教育を受けたのかもしれません。

 

だとしたら

私から「内臓も大切ですし、歯も大切ですよ」

というお話をしたら

何か新しい気づきがあるかもしれない。

そう思ったのですが

今回は違う結果になってしまいました。

いろいろな考え方を尊重すべきと思うのですが

それを言ったら相手がどう思うのか?を

考えてお話しするのは大切だと思いました。

 

私は今回の件で「傷つけられた」と思っていますが

もしかしたら私が

矯正相談の中でお話をした内容のどこかに

相手を傷つけるような言葉が入っていたのかもしれません。

 

そして、その言葉に呼応して

攻撃的に言い返してこられたのかもしれません。

 

大切なのは、この機会から学びを得ること。

私はこの経験から

相手の気持ちを考えて

話をできる人になりたいな…と思いました。

 

今日もお読みくださり、ありがとうございました!!

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