私は以前、スタッフが100名を超す歯科医院で

中間管理職をしていたのですが

「仕事ができる人とできない人の違いって何ですか」と

聞かれたことがあります。

職種や立場によって違うと思うのですが

１つ、思い当たることがあります。

「ある言葉」を上司からかけられた時点で

おそらくその人は「仕事ができない人」です。

今日はその言葉をご紹介します。

ある言葉とは「あれ、どうなってる？」です。

この言葉は「あなた、仕事できてないですよ」と同義なのです。

逆の立場に立って考えると

すぐ分かることなんですよね。

例えば、あなたが何か納期がある注文を受けたとしましょう。

その納期に間に合うようにするためには

Aをして、Bをして、Cをしなければならない。

そう考えると

Aは3日以内に終えなければならない。

そう考えて、業務Aを田中さんに頼みます。

でも、1日経っても、2日経っても田中さんから返事がない。

3日目に、あなたが田中さんに

「あれ、どうなってる？」と聞いた時点で

あなたはすでに

田中さんに対して良いイメージを持っていないはずです。

つまり、あれ、どうなってる？と聞かれている人は

だいたい上司の望む進捗状況に達しておらず

仕事ができない人なのです。

「いやいや、それは上司が

ちゃんと期限を提示していないからでは？」

そういう声が聞こえてきそうです。

確かにそれはそうで、上司にも非があります。

部下が仕事をしやすいように

期間を明示することが大切です。

ですが、世の中そんなできた上司ばかりではありません。

期限を確認しなかった部下に、非があるとされるのです。

「その上司の望む期限を汲み取れなかった部下」

だというわけです。

基本的に人事評価では相対評価になるところが多いかと思います。

上司が部下の評価をするにあたって

上司の非を責めても仕方がありません。

部下のあなた自身が

きちんとタスクを期限通りにこなすしか

評価されることはないのです。

仕事ができる人というのは

そういう期限をちゃんと管理している人のことを

言うのだと思います。

「あれ、どうなってる？」

そう言われたことはありませんか。

言われたことを順次着々とこなしていれば

絶対言われないと思うんですが

世の中には結構言われている人がいると思います。

もし、あなたが言われているようであれば

相手の立場に立って

何をいつまでにしなければならないのか

見直した方が良いかもしれません。

今日もお読みくださり、ありがとうございました！