BLOGしょう先生のブログ
これはドクターの間ではあるあるなんですけど、手術をやった後、いろんなタイプの患者さんがいます。すごく楽観的な患者さん、「手術の結果が楽しみだな」あるいは「これでようやく病気が治るかな」楽観的な人と、もう終わったけども心配でしょうがない「あれはどうなりますか?」「これどうなりますか?」「ちょっと腫れてますか?」ものすごい心配でものすごいストレスを自分で抱えちゃう人と。術後の結果、普通に考えたら同じじゃないですか。感染症のトラブルが圧倒的にそういう心配症の人の方が多い印象はあるんです。
私はこの話を聞いて、激しく同意しました。
スズキ先生も
「これは証明できないことで、臨床医の1意見である」
と補足されていますが、同時に
「臨床にいる先生たちは皆さんが経験している」
とも仰っています。
矯正治療においても、治療途中で
「右側しか咬めないんですけど、大丈夫ですか?」
「ちょっとほうれい線増えてませんか?」
「いつになったら治療終わりますか?」と
毎回のように質問をたくさんされる方がいらっしゃいます。
もちろん質問をされることが悪いのではありません。
私たちはたくさんの患者様を診ているので
心配するポイントはある程度心得ています。
その枠を超えて、過剰に心配する方が
一定数いらっしゃるのです。
そして、そういう方に限って、なかなか治らない。
なぜかは分かりません。
なかなか治らないからナーバスになっているのではありません。
治療が始まってすぐに
あるいは矯正相談に来られた時点から
「悲壮感」のようなものが漂っていて
来院のたびにネガティブな発言をして帰られる
そういった方は
なぜかなかなか治らないのです。
スズキ先生は、ストレスが関係しているのではと
仰っていました。
繰り返しになりますが、論理的に証明はできません。
あくまで「臨床医としての経験」によるお話です。
ですが、
「治療に対して前向きに取り組むことが
よい治療結果を生む可能性がある」ということが
経験的に分かっているのであれば
前向きに取り組んだ方が得だと思いませんか?
もし、今何かの病気で治療中だったり
矯正治療中である方がいらっしゃったら
ぜひ、前向きに治療に取り組めているか
振り返ってみてはいかがでしょうか。
今日もお読みくださり、ありがとうございました!