BLOGしょう先生のブログ
「まぁ、この子は男の子だから
矯正しなくてもいいかなと思ったんですけど…」
「私はもう歳だし、今から歯ならび治しても
意味ないかなと思ってるので、子どもだけお願いします…」
矯正相談では、そんな言葉をよく耳にします。
そのたびに思います。
「あぁ…もうちょっと多角的に矯正を考えてくださったら
もっと素敵な未来が待っているのに」と。

女の子だから歯ならびが大事。
男の子は少しガタガタでも良い。
日本では根強い思考です。
でもそれって、本当なんでしょうか。
男の子は歯ならびががたがたでもいいってことなのでしょうか。
今は長生きが予測される世界です。
国立社会保障・人口問題研究所が2023年に発表した平均寿命は
男性85.89歳
女性91.94歳です。
80代、90代まで生きる可能性があるから
歯を大切にしましょうという観点で、私たちは話をしています。
そこには、男の子も、女の子もありません。
矯正相談に来られるお父様、お母様にも
そういったことを考えて
長い目で矯正を考えていただけたらすごく嬉しいと
私は思っています。

ただ、病院ではあまりこの話を強くすることができません。
なぜなら、どうしても「営業」感が出てしまうからです。
矯正相談に来られている患者様の多くが
「矯正はした方が良いとは思っている。でも、お金との相談。」
というお悩みを少なからず抱えておられます。
その心理状態の方に、矯正を強くお勧めすると
「ああ、はいはい。
そうやって不安を煽って契約させようとしているのね。」と
不信感を持たれてしまうことがあるのです。
歯についての大切な情報も
「お金」という生活に必須のものが邪魔をして
歪曲して受け止められてしまうのです。
私たちが歯について、そして将来について熱く語った時
それをしっかりと受け止めてくださる方も
もちろんいらっしゃいます。
しかし中には語れば語るほど
心を閉ざしてしまう方がいるのも現実です。
もちろんみなさん直接的に言葉では表現されませんが
矯正相談をしていて、肌で感じます。
とても悲しい瞬間です。
一旦心を閉ざされてしまうと
信頼関係は築けなくなってしまいます。

そのため、私としては、このブログや
これから執筆する本など、利害関係がない状態で
歯の大切さなどについてお伝えできればと考えています。
「利害関係がない」というのはどういうことかと言いますと
矯正治療をするかしないかについて
当院へ相談に来られているのではない状態のことです。
利害関係のない時の方が、心が変な影響を受けずに
素直に聞いていただける気がするのです。
これから執筆する書籍が
フラットな気持ちで皆様に読んで頂けると嬉しいです。
今日もお読みくださり、ありがとうございました!