BLOGしょう先生のブログ
おはようございます。この写真は、島内の某マンションの通り道です。ちょっとトトロの森にいけそうな感じがしませんか?
さて、今日は保育士の資格を取ってみて、感じたことを綴りたいと思います。
資格があっても、子育て中の親御さんにはかないません
保育士の資格を取ったからといって、お子さんの気持ちが分かるわけではありません。また、どんなに勉強をしても、実際に保育士として働いた経験はありませんし、子育てを経験した親御さんと比べたら、分からないことだらけです。
良かれと思って話したことで急に泣き出してしまったり、先月まで楽しそうに来ていたかと思えば、もう行きたくないと言い出したり。何度注意しても、またすぐ同じことをしてしまう子に、厳しく注意すればよいのか、優しく説得を続けた方が良いのか、どちらが正解なのか、分からないまま日々が過ぎていきます。
保育士資格を取得するために、教科書というマニュアルはありますが、それには個性が加味されていません。あくまでも成長発育に関する一般的なことが書いてあるだけで、お子さん一人一人の事例については、何も書いてありません。いつもそばにいる親御さんや保育園の先生のように、機転の利いた対応は難しいと痛感します。
お子さんからみた「歯医者の先生」
どんなにお子さんに寄り添おうと思っても、お子さんにとって「歯医者の先生」は、お父様お母様とは、やはり別の存在ですから、限界があると感じることも多々あります。
私たち歯科医院のスタッフは教育者ではないので、親御さんの教育方針や考え方に合わないような価値観を子どもに押し付けてしまってはいけないと思います。そのため、各家庭のお子さんとの接し方を一元的にせず、柔軟に考えるとなると…難しいなと思うことばかりです。
資格取得に向けて覚えたたくさんのことも、すぐに忘れてしまいます。でも、この資格取得までの勉強が、少しでもお子さんの気持ちに寄り添えるための助けになればと思っています。
お子さんと保護者の皆さまが、楽しく通っていただける矯正歯科を目指し、これからも日々精進してまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。