BLOGしょう先生のブログ
おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。
最近歯を白くしたいと考える女性の方からよく相談を受けます。白くする=ホワイトニングと考える方は多いのですが、実はホワイトニングをしなくても歯が白くなることがあります。
ホワイトニング経験のある患者様とのお話
先日、30代の女性の方が矯正治療に来られました。初めて矯正装置(インビザラインのマウスピース装置)を装着する回でしたので、装着前に歯磨きの指導をしました。
女性は美容系のお仕事をされている方で、ぱっと見た感じは歯もきれいで、ホワイトニングも1年半ほど前に行かれたとのことでした。
ただ、専門家の私から見ると、少しお口の中に磨き残しが認められたので、「今日は染め出し液を使ってみましょう!」とお伝えしました。
染め出し液とは、歯につけると磨き残しにピンクや紫の色が付く液体です。これをつけることで患者様にも汚れが見やすくなります。
毎日ちゃんと歯磨きをされている患者さんですが…染め出した後の歯を見てびっくり!!
「めっちゃ残ってますや~ん!」と鏡を見ながらおっしゃってました。
まずは歯ブラシの持ち方から
実際に歯ブラシで色が付いた汚れを取ってもらいました。歯ブラシの持ち方もぎこちなかったので、正しい持ち方をお伝えしました。そして、力の加え方や、加える方向について、お伝えしました。
自分で7割ぐらい取ることができたので、残りの2割は私が歯ブラシをして取りました。それでも取れない残りの1割は、歯医者の機械を使って取り除きました。
最終的に歯についた染め出し液はきれいにとることができました。
ホワイトニングした時みたい!!
きれいになりましたよ、と言って患者様に手鏡をお見せしたところ、
「えっ、めっちゃきれい」
「ホワイトニングした時みたい」と、とても喜んでくださいました。
そうなんです。歯磨きだけでも、正しく磨けばかなり歯の色はきれいになります。
歯磨きをきれいにすると、歯に光沢が出てきます。もともとの歯はきれいな光沢があるのですが、歯の表面に磨き残しがあると、光沢が失われてしまいます。
多くの方が「歯を白くしたい」とおっしゃいますが、家の壁のようにべったりと白いペンキを塗ったような感じの白さを求めているわけではないんですよね。
ほとんどの方が、真珠のような光沢のある白を求めておられます。
そういったきれいな輝きのある白さは、やはりまずは歯磨きからとなります。ぜひ、ご家庭でもきれいに磨くようにしてくださいね。
歯がきれいになった患者様はとってもご機嫌で
「このままマスク外してめっちゃ外歩きたい」って言われました。
それはコロナウイルスが落ち着いてからにしましょうねとお伝えしましたが…そのお気持ちが嬉しかったです。
マスクを外したくなるぐらいきれいになって、よかったですね!またこれからも歯磨き頑張りましょう!