BLOGしょう先生のブログ
おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。今日から数回に分けて、連載記事を書きます。
矯正だけの歯医者さん
当院は矯正専門歯科ですが、世の中には矯正も虫歯治療もやっている歯科医院がありますよね。
ご近所の知り合いのお母様方にも、「虫歯も診てほしいわ〜」と言われ、心苦しく思うこともあります。
できれば診て差し上げたいところですが、昨日の記事に書いたような理由もあり、私は矯正専門で医院をしております。
でも、「矯正も虫歯も、どっちもしてる歯医者もあるやん?」と思われた方も多いかと思います。
たしかに、どちらも行っている歯医者も多くあります。
それなら、両方してる歯医者の方がいいやーん!と思ったお母様、もうちょっとだけ、お付き合いください。
どちらにも良さがありますので、皆様にはそれぞれの希望にあった医院を選んでいただきたいと思います。
今日から数日に分けて、どのような医院のスタイルがあり、それぞれどんなメリット、デメリットがあるのかをまとめてみます。
1.矯正専門で開業している歯科医院
まず、最も分かりやすいのが矯正を専門にしている歯科医院です。当院もそのスタイルです。虫歯の治療などは行いません。
メリットは、歯科医師が矯正にのみ従事しているので、矯正治療中に起こりうる予想外の反応(例えば、お子さんの歯が変なところから生えてきたなど)に慣れており、臨機応変に対応できること、患者様への説明に安心感があることなどが挙げられます。
また、医院が綺麗であることや、静かであることもメリットの1つです。矯正歯科では歯を削ることがほとんどないので、キーン!!という歯医者特有の嫌な音はあまりありません。そして、独特の歯医者の薬品の臭いもありません。
歯医者のドアを開けた時にあの音を聞いたり、あの臭いを嗅いだりするとテンションが下がるって言う人、結構多いんですよね。そういった方は、矯正専門で開業している医院の方が向いていると言えるでしょう。
そして、空気中に歯を削った時の微粒子や、金属や入れ歯を削った時に出る目に見えない削りカスが空気中を浮遊している量もほとんどないと言えます。目に見えないものですので、気にならない人は全く気にならないことですが、気になる方は気になって仕方がないようです。
矯正専門の歯科医院の大きなデメリットは、虫歯が見つかった時に他院へ行かなければならないこと、定期検診や歯のお掃除は医院によってしてもらえない場合があること、などが挙げられます。
特に、針金の矯正をしている場合や、取り外しのできない矯正をしている場合に虫歯が見つかってしまうと、まず矯正歯科で装置を外して、虫歯の治療をして、再度装置をつけるというように、歯医者に3回来院しなければならない状況が起こり得ます。それは、大変ですよね。
虫歯を作らないように心がけることで、このデメリットは打ち消すことができますが、予め頭に入れておいて損はないと思います。
いかがでしたでしょうか。明日は違うタイプの医院をご紹介したいと思います。