BLOGしょう先生のブログ

おうち時間で歯科講座(3)一緒に歯を磨くときに気を付けること3か条


おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。

おうち時間で歯科講座、いかがでしょうか。前回の講座で、親子で一緒に磨きましょう!とお伝えしました。

一緒に磨くにあたって、何を気を付けたら良いとお伝えすべきか、悩みました。

たくさんチェックポイントはあるんです。でも、それが全て伝えられたらあなたは歯科衛生士になれるわけで…

世の中の親御さんが全ての知識を網羅する必要はないと思いました。

そこで、今日は3つのチェックポイントに絞って、お伝えしてみたいと思います。

第1条:はみがきは かがみをみながら しんけんに

私は、テレビを見ながら歯を磨くことができます。でも、それは今までに何度も歯磨きの訓練をしてきたからです。

お子さんはまだ磨き方の技術が備わっていませんから、必ずテレビを消して、鏡を見て歯を磨くようにしましょう。

洗面台の鏡は高い位置にあることが多いので、手鏡を用意してあげてください。

お化粧などに興味のあるお子さんの場合は、100円均一などでお気に入りの手鏡などを買ってあげると

喜んで鏡を見ながら歯を磨いてくれることがあります。

ただし、自分に見とれてウットリしているようであれば、注意してあげてください。

テレビをつけっぱなしだと、鏡は持っているけど、意識はテレビの方に行ってしまうので、テレビは消してください。

第2条:はみがきの じゅんばんきめて わすれない

お子さんは何も言わずに歯ブラシを渡すと、同じところばっかり磨きます。

全ての歯を平等に磨くという概念があまりないので、前歯だけピカピカになって満足してしまうこともあります。

私のおすすめとしては、

右上の奥歯→上の前歯→左上の奥歯→左下の奥歯→下の前歯→右下の奥歯のように順番に磨いていくことです。

1回だけやっても翌日には忘れてしまいますので、毎日同じ順番でやってみましょう。

第3条:どようびは みがきのこしに いろつけよ

可能であれば週に1回で構いませんので、磨き残しがないか色を付けて目に見える形にしていただきたいです。

スーパーや薬局などに、磨き残しに色を付けるキットが販売されています。(販売のないところもあります。)

それを使って磨き残しが目で見える形にすることが、もっとも分かりやすい歯磨きの方法です。

染色液はお洋服に付くとなかなか取れないので、汚れても良いお洋服を着て、あるいはお風呂でお試しください。

シンクなどにも汚れを放置すると取れないので気を付けてくださいね。

日々の習慣になるまで頑張りましょう

歯磨きで注意していただきたいポイントはもっともっとあります。

でも、あまりたくさんのとこを頭に詰め込んでしまうと、あれも違う、これも違うと言われて、お子さんも嫌になってしまうかもしれません。

まずはあまり深く考えず、一緒に磨いてみてください。そして、歯を磨く習慣を作ることができれば、それは素晴らしいことだと思います。

私たち歯科医師や歯科衛生士は、歯磨きの技術を教えることができるのですが、習慣づけることがとても難しいと感じています。なぜなら、月に1回しか会わないから、モチベーションを保てないのです。

お子さんに歯磨きの習慣をつけてあげられるのは、親御さんしかいません。ぜひ、このおうち時間を使って、歯磨きの習慣を身につけさせてあげてくださいね!

 

 

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