BLOGしょう先生のブログ
おはようございます。いつもしょう先生のブログにお越しくださり、ありがとうございます。
今日は、先日のインビザラインに関する記事の続きを書きたいと思います。
矯正治療中のトラブルが少ない
矯正治療中の来院間隔はご存じでしょうか。装置がお口の中に付いている間は、原則月1回の通院になります。
来院時には装置に問題がないか点検したり、歯が予想通りに動いているかを確認します。
そして必要に応じて、装置を調整したり、装置を外したりすることもあります。
ただし、この月1回というのは、何もトラブルがなかったら、月1回の通院になるというだけです。
食事中に装置が外れてしまったり、装置が唇に当たって痛いとか、舌と擦れて痛いといったトラブルが生じた場合は、お電話をいただきます。
中にはお電話だけで対応できるものもありますが、基本的にはトラブルが生じた状態を確認するためにご来院頂く必要があります。そうなると、月に2回来ないといけなくなったりします。
場合によっては、繰り返し装置が外れてしまって、何度も矯正歯科に行かないとだめなこともあります。
もちろん、私たち歯科医師はそうならないように工夫をするのですが、どんな工夫をしても繰り返し外れてしまう装置もあります。
何度も歯医者に行くのは嫌ですよね。でも、インビザラインの場合、ほとんどトラブルがありません。
5年ほど前ですと、マウスピースが破損したりすることもあったのですが、マウスピースの材質自体も改良され、今では破損する患者様もほとんどいらっしゃいません。
これは、患者様にとって大きなメリットであると思います。
私たちも良い診療が提供できる
トラブルが少ないことは、私たち歯科医師にとっても大きなメリットです。
トラブルが生じてお越しいただく方をAさんとしましょう。
Aさんが急に来ることになった場合、その時間は本来予約していた患者様Bさんがいらっしゃいます。
もちろん医院の予約が混雑していなければ問題ないのですが、混雑している場合は、トラブルが生じてしまったAさんのお口を見る診療椅子がない状況になります。
そうなると、本来診る予定であった予約のBさんの時間を削って、診療をしなければならなくなります。
つまり、救急患者様のご来院によって、何もトラブルが生じておらず、ちゃんと時間通りに来たBさんの治療時間を削ってしまう必要が出てくるわけです。
どうやって治療時間を削るのか?
…そうです、Bさんの治療を急ぐんです。
あるいは、Bさんに予定していた処置を延期してしまうという選択肢もあります。
急いで治療をしたらどうなるか?
治療が雑になり、トラブルが生じやすくなります。
Bさんはきちんと時間通りに来られていたのに、トラブルが生じたAさんが来られたことで、焦って治療をされた。その結果、ちゃんと時間通りに来ているのに、トラブルが生まれた。
こんなことって、お互いにとって悲しいですよね。
まとめ
インビザラインでは装置のトラブルが少ないため、それにより診療時間に予約通りに来られた患者様に集中できるという好循環が生み出せるため、さらにトラブルを減らすことができる、とても良い装置であると私は考えています。
何事も余裕を持った時間って、大切ですよね。
今日もお読みくださり、ありがとうございました!インビザラインに関する記事は、まだまだ続きます。お楽しみに。