BLOGしょう先生のブログ

第1-4回【損して徳取れ】初めての印象:嘔吐反射を克服する方法【衛生士向けコラム】

おはようございます。4回連載の衛生士コラム。今日が最終回です。さっそく参りましょう!

 

 

4)息ができない、苦しい

さあ頑張ろう!と思ってお口の中に粘土を入れるまではできたけれど、いざ入れてみたらめっちゃ苦しい…息ができない…とパニックになってしまう子がいます。

これに関しては、ある意味印象を取る側にも責任があるのではないか?と私は思っています。

 

私たちだって、何も説明を受けずに、いきなり口の中にマシュマロ押し込まれたら軽いパニックになると思うんですね。

胃カメラだって何の説明もなく入れられたらジタバタしてしまうような気がします。

 

大切なのは、先に説明をしておく、ということです。

もちろん年齢やその子の理解力に応じた説明をする必要がありますが、どんな子にも共通して伝えるべきことがあります。

それは「この粘土を入れたら、とっても苦しいよ」ということです。

 

たまに「しんどくないよ」「痛くないよ」などと言って油断させて型取りをするスタッフがいますが、これは厳禁です。

1回目はそれで乗り切れるかもしれませんが、そんなウソつきに心を許す子どもはいません。次から絶対に口を開けてくれなくなります。

 

「粘土がお口の中いっぱいになるから、苦しいと思う。でも、2分ぐらいで固まるから、それまで一緒に頑張れる?」と言ってあげてください。

 

そしてもう一つ。

 

「固まるまでに外したら、お口の中にねばねばが残ってめちゃくちゃ気持ち悪くなるから、途中で外したらだめだよ。」

 

ということも大切です。

 

全員がこれでうまくいくということではありません。

でも、ここまでいろいろとやってきて印象に臨むのと、何もなくいきなり印象に臨むのでは、全然違います。

 

いろいろな工夫を書いてきました。ぜひみなさん、いろいろとやり方を試してみて、お子さんの印象を上手に取ってあげてくださいね。

 

4回の連載をお読みくださり、ありがとうございました!

復習ができるように、今日までの記事のリンクを貼っておきますね。

【第1回】

【第2回】

【第3回】

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