BLOGしょう先生のブログ
おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。
今日はよく質問を受けるホワイトニングについて、書きたいと思います。
ホワイトニングは矯正が終わってからすべし
矯正治療中に、あるいは矯正治療を始める前に、ホワイトニングをしても良いですか?と聞かれることがあります。
ホワイトニングは、矯正治療が終わってからすることをお勧めします。その理由は大きく3つあります。
歯ならびが変わるだけで歯の色も変わる
歯の色って、どうやって決まっていると思いますか?
実は、目で見て感じる歯の色は「患者様が持っている歯の本来の色」+「光の当たり具合」で決まっています。
漫画で人の笑顔を書くと、全部の歯がきれいに見えますが、本来なら奥にある歯は光があまり当たっていないので暗くなります。
矯正治療前の歯ならびにはガタガタがあるので、光の多く当たる場所と影になっている場所があります。
その状態でホワイトニングをして、いくら歯が白くなっても、やっぱり影の部分は黒く見えますので、ホワイトニングの効果を実感しづらいと言えるでしょう。
また、歯が前の方に来る(唇近くに来る)場合と、奥に入っていくような矯正をする場合でも印象が変わってきます。
そういった総合的な変化も考慮して、矯正が終わってからホワイトニングを行った方が良いと思います。
矯正中は歯が着色しやすい
ホワイトニングは、その方法にもよりますが、一般的に色が少しずつ戻ってきます。
矯正中は歯磨きもしづらいですので、歯が着色しやすい状況に置かれます。
せっかくホワイトニングをしても、また戻っていく可能性が高いので、矯正前のホワイトニングはお勧めできません。
色ムラのリスクがある
先ほど矯正中は歯が着色しやすいと書きましたが、矯正中は歯の表面に矯正器具が付いています。
器具が付いている部分は、着色の程度が弱くなります。
つまり、ホワイトニングを先にしてしまうと、器具が付いている部分だけ白いままとなり、器具が付いていない部分は色が戻って黄色くなってしまいます。
その結果、色むらが生じてしまう可能性があります。
それは皆さんも望んでいないことではないかなと思います。
きれいな歯並びにしてから、興味があればホワイトニングを
ホワイトニングは歯並びがきれいになってからでも遅くありません。
みなさん歯の白さを気にされますが、私は極端な白さにはあまり興味がありません。
もちろん清潔感は大切ですが、歯科関係の方でなければ、そんなにお互いの歯の色までは細かく見ていないのではないかなと思います。
私なんて若かりし頃、矯正で思いっきり金具をつけていたのに、矯正を気づかれていないこともありましたからね。
え?それはみんながお前に興味がなかったのではないかって?
それは…そうかもしれません。
あれ、なぜだか涙が出てきました。
今日もお読みくださり、ありがとうございました!