BLOGしょう先生のブログ

第4回【それ、本当?】できないことに悩んでいる方へ【人生の気づき】

おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。今日は、人生の気づきコラムです。

今日は、何かできないことがあって悩んでいる人に、ちょっとしたきっかけを与える記事になればと思って書きました。

 

 

片づけができないんです…

それは1通のLINEから始まりました。

過去に勤めていた職場の後輩から、「家の片づけができません」と写真が送られてきました。

見るも無残なお部屋とキッチンでした。

いたるところに食べ物や衣服が散乱し、足の踏み場もない状況。

キッチンのシンクには、シンクの深さ以上に食器が積みあがっており、何もどこにも動かせない状態でした。

 

寝る場所もきちんと確保できておらず、これでは疲れが取れません。

仕事にも支障が出てしまうレベル。

片づけができる人になりたいとのことだったので、LINEで見える限りの状況から、私がいろいろな指示をしていきました。

 

「まずは食卓の上の物を片付けよう。」

「飲みかけのペットボトルは全部捨てようか。」

「本ってまとめられないの?」

「あちこちに落ちているサンプルみたいなのは全部捨てたら?」

などなど。

 

1つ1つこなしたらLINEで報告してもらい、また写真を送ってもらって、次のステップへ。

 

半日以上かけて、ひとまず床と、シンクに水が出せる状態ぐらいまでにはなりました。

でも、あるところで突然、音信不通になり、その後、再びLINEが来ることはありませんでした。

「出かけます。」とか、「疲れました。」とか、一切何もなく、終わってしまいました。

 

 

できないのか、やらないのか

その後、本人に会う機会があったので、話を聞きました。

「帰ったら疲れてしまって、片づけとかできないんですよね…」

まあ、確かにクタクタになるよね。

「休みの日は遊びに行くので、片づけはできないんですよね…」

そ、そうなんだ。。。

 

みなさんは、この後輩の話を読んで、どう思いますでしょうか。

片づけが「できない」んじゃなくて、片づけを「する気がない」。そう思いませんでしたでしょうか。

 

私の考えですが「できない」と「やらない」は別ものです。

 

「できない」というのは、その物事のやり方(克服の仕方)が分からない

「やらない」というのは、その物事のやり方(克服の仕方)は知っているが、それをする気がない

 

「時間がなくてできない」とか、「こんなことやったら怒られるからできない」とか、ほんとみなさんいろいろな理由を見つけて言います。

でもそれらは全て「できない」ではなく「やらない」に分類されます。

 

もし、「あなたの部屋が明日までに掃除できなければ、部屋に30匹のゴキブリを放ちます。」って言われたら、絶対明日までに片付けると思うんですね。

できないわけじゃないんです。でも、やる気がない。だから、しない。それだけのことです。

 

 

自分の意志で「やらない」と選択しているのに、「できない」と思っている

別に部屋を片付けても片付けなくても、それは個人の自由です。

そこは今日の問題ではありません(人として問題ではありますが)。

 

大きな問題は、自分の意志で「やらない」と選択しているのに、それに気づいておらず、どうしても「できない」と思っていることなんです。

これは、自分で自分の感情をコントロールできていないことを意味します。

言い方はきついですが、責任転嫁しているとも言えます。

 

「私って、片づけができない子だから…」とか。

「俺って、ダイエットできないタイプだから…」とか。

そういう言い方をすると、自分のことなのに、自分は悪くないと言っているように聞こえませんか。

他人のせいにしているように聞こえませんか?

 

正しくは

「私は、片づけをしません」

「俺は、ダイエットはしません」です。

 

もちろん、身体的な障害や、脳機能の障害など、どうしてもできないことがある場合もあると思います。

そういうお話をしているのではありません。

 

克服の方法を知っているのにそれが「できない」のは、自分で「やらない」と意思決定しているから。

それに気づくべきではないかと私は思います。

 

 

信頼を失ってしまう

「片づけができない」と「片づけをしない」。

この言葉の違いは微々たるものですが、どうしてこの「できない」という言い方は良くないのでしょうか。

それは、あなたが信頼を失ってしまうからです。

 

「片づけをしない」に関しては、それはその人の価値観として認められます。

そっか…片付けしない人なんだなって思うだけです。

まあ、せいぜい「片づけした方がいいんちゃう?」ぐらいの意見で終わるでしょう。

 

でも、「できない」と悩む人はどうでしょうか。

 

できないと悩む人には、手を差し伸べてくれる人がいます。

自分はそのやり方をできるようになる方法を知っているから、教えてあげようと思う人がいます。

悩んでいるから、何とかしてあげたいと思うのは、大切な人なら当然の感情かと思います。

 

しかしながら、「できない」と悩んでいるけど、実は「やらない」人や「する気がない」人は、その差し伸べてくれた手を取りません。

アドバイスを聞かないのです。

「私には無理」とか、「難しい」とか、「それをしたら怒られる」とか。

 

そしていつまでたっても、「できない」と悩んでいるままなのです。

 

そうなると、手を差し伸べた人は次にどんな行動を取るでしょうか。

 

次は手を差し伸べなくなります。

もうその人を信頼できないからです。

 

「あの人、できないって言ってるけど、結局するつもりないんだな」って思いますから。

 

それを繰り返していくと、だんだん、周りの人は手を差し伸べてくれなくなります。

助けてくれるタイプの人は、自分の周りからいなくなっていきます。

 

一方で「そうだよね~できないよね~ほんとムリだよね~大変だもんね~」と共感してくれる人は、周りに残ります。

そういった人たちは、特に手を差し伸べてはくれませんが、共感はしてくれるので、居心地は良いです。

でも、あなたは今の状況から、抜け出すことはできません。

あなたは、それでも良いでしょうか。

 

 

まとめ

日常生活において「できない」という言葉が、本当にできないものなのか、克服の方法・対処法を知らないのか、ぜひ吟味してみてください。

そこで突き詰めていくと、克服の方法を知っているけどそれをしていない。

つまり、「できない」のではなく、「やらない」と自ら選択していませんか。

 

「やらない」と選択することが悪いことなのではありません。

「やらない」と自ら選んだことに気づいていないのが問題です。

それは手を差し伸べてくれた人の信頼を失い、次に手を差し伸べてくれなくなる可能性を秘めています。

 

どうぞ今一度、「できない」と思っていることを見直してみてください。

本当にそれができるようになるための方法を知らないのか、確認してみてください。

 

今日もお読みくださり、ありがとうございました!!

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