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第13回【コントロール不可!】中学生・高校生で矯正を始める際に考えるべきこと【矯正コラム】

おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。

前回の記事で、矯正の最も良い時期は小学校低学年前後ですが、それ以外にも大きくなってから矯正する方法もありますよと書きました。

【前回の記事はこちら】子どもが矯正を始めたくないと言うので困っています

 

矯正治療の開始時期を考えるにあたり、小学校低学年での開始を見送り、中学・高校に入ってから矯正をするならば、どのような問題点があるのか。

考慮すべき点をまとめてみました。

 

 

成長がおおむね終わっているか

小児矯正をせず、大きくなってから矯正をすると考える場合、「大きくなってから」とはいつなのでしょうか。

具体的には、成長が終わっているかどうかで判断します。

判断の方法は1つではなく、さまざまな要素を合わせて検討するのですが、例えば

・成長期(身長が年間10cm伸びたなど、ぐんぐん大きくなる時期)を過ぎた

・12歳臼歯(奥歯)が生えそろった

などがあります。

他に手の骨で判断する方法などもあります。

 

成長が終わっていなければ、大きくなってからの矯正はまだできません。

女の子の場合は成長が早い子で小学校6年生ぐらいから

男の子の場合は成長が早い子で中学校の間、遅い子だと高校3年生ぐらいのこともあります。

骨格など他の要素も加味して検討しますので、一概には言えません。

 

「中学校に入ったらすぐ始めます」と言われても、体の状況でまだできないこともあります。

知識として、知っておいていただきたいと思います。

 

 

忙しい

心を亡くすと書いて、「忙しい」。

あまり好きではない言葉ですが、中学生・高校生はまさに「忙しい」に取り憑かれています。

 

部活

学校の部活動はとても忙しくなります。

忙しいことに関しては社会人も同じなのですが、社会人との大きな違いがあります。

それは、「スケジュール管理能力が足りない」ということです。

矯正治療の予約と、部活の予定の管理ができず、どちらかを忘れていたりします。

また、そもそも部活の予定自体が直前にならないと発表されないといったこともあり、矯正の予約を取っていたにも関わらず、そこに試合が入ってしまうということもあります。

治療の来院間隔があいてしまうと、治療期間は長くなってしまったり、望まない歯の移動が生じたりしてしまうので、良いことはありません。

 

 

受験

高校受験・大学受験により忙しくなります。

受験において、厄介だなと思うのは、お子さんが忙しくなるだけでなく、親御さんも正常な心を亡くしてしまうという意味で、「忙しく」なってしまうところです。

矯正は医療行為なので、きちんと通院していただきたいのですが、親御さんも受験にしか目がいかなくなり、医院でこんな会話が繰り広げられることがあります。

 

ある日のできごと(1)

お母さま「すみません、ピアノで遅れました~」

受付「大丈夫ですよー、おかけになってお待ちください(15分遅れか…時間厳しいなあ…)」

お母さま「あのー」

受付「どうされました?」

お母さま「今日うちの子塾があるので、5分後には出たいんですけど」

受付(ちーん:おりんの音が脳内に響く)

 

ある日のできごと(2)

私「お子様の無断キャンセルが続いておりまして、治療が進まない状態になってるんです。」

お母さま「すみません、忙しくて」

私「次回の矯正の日をカレンダーに書くとかはいかがですか?」

お母さま「はい、わかりました。で、治療はいつ終わるんですか?もうすぐ受験なので、早く終わらしてほしいのですが。」

私(ちーん:おりんの音が脳内に響く)

 

お子さんだけでなく、お母さまも受験に重きを置きすぎてしまって、他が見えなくなっています。

もちろん、人生に1度きりの受験ですから、なんとか良い環境にしてあげたいと思う親御さんの気持ち、とてもよく分かりますし、私たちも理解しなければならないと思います。

ただ、お互いに理解しあえなければ、より良い結果を生み出すことは難しいと思います。

 

親の言うことを聞かない

反抗期…誰もが知っている言葉ですが、誰もが苦戦する時期ですね。

親も子も、どうすれば良いのかわからないこの時期を、どう乗り越えれば良いのか。

知っている人がいたら、私にも教えてほしいです。

 

親のコントロールが効かなくなるので、歯医者行きなさいよって言っても「うっせー」とか。

「分かった」とは言うけど、行ってなかったとか。

小学校の時なら連れて行けば良かったですが、高校生ともなると親が連れて行くのもおかしな話です。

 

また、反抗期特有のホルモンバランスの乱れにより、歯ぐきの腫れ(歯肉炎)が生じることもあります。

歯のトラブルを予防するためにはしっかりと歯磨きをする必要があるのですが、これも親が「歯磨きをしなさいよ」と言ったところで「うぜー」と返ってくるだけですよね。

 

 

まとめ

思春期のお子さんは、いろいろと難しい時期になります。

そういった難しい時期に矯正をすることが可能かどうかという面からも、矯正の開始時期を検討する価値はあると思います。

 

今日もお読みくださり、ありがとうございました!!

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