BLOGしょう先生のブログ
おはようございます。毎週日曜日は、私の人生で感じたことを綴る、人生の気づきコーナーです。
歯科とは関係ないコラムですが、どうぞお付き合いください。
世の中にあふれる批判や悪口
皆さんは、こんな経験ありませんか。
喫茶店で、4人組が何やら大きな声で話して盛り上がっています。
その内容のほとんどが
・愚痴
・不満
・悪口
はあ、聞いてるこっちが疲れちゃうなあ…と思ったこと、ありませんか。
別に聞き耳を立てているわけじゃないですよ。
静かな喫茶店で、そのグループだけが大きな声で話していたら、お店のお客さん全員に聞こえているって状況です。
またある時は、インターネットで何か調べ物をしているときにコメント欄を見たら、批判の嵐を目にしませんか。
何かに対する批判のコメントに対して、さらに批判をしている人もおり…この方たちは何が面白いんだろうと思います。
でも、嫌なら見なきゃ良い話なのに、私はそれを見てしまっているので、結局、深層心理では興味があるんだろうな、と思います。
崇高な人にはなれない
こうやって、他人事のように人が悪口で盛り上がっている話を書きましたが、私自身も、きっと親しい仲間と集まれば、同じようにしょうもないことをしているんだろうな…と思います。
何か嫌なことがあったらそれを大声で話し、友達に共感してもらっているけれど、自分ではそういう時は必死なので、気づいていないのでしょう。
いつも思うんですよね。
人のことを悪く言わない人になろう、もっと人として人徳を積もうと。
でも、長くは続きません。
だって、不満があるから。言いたいから。
だって、人間だもの。
ハイ、開き直ってしまいました。
そんな人格者になれるなら、とっくの昔になっていますよね。
発想を変えてみよう
残念ながら私は崇高な人にはなれませんでした。
でも、常に悪口とか愚痴ばっかり言っている人のままでいるのも、嫌だなと思っていました。
そこで、ちょっと発想を変えることにしました。
嫌なことは嫌と言う。
だけど、それだけで終わるのではなく、良かったこと、嬉しかったことは、良かったと言う。
それをやってみようと思いました。
批判的な意見は集まりやすい
ところで、どうして井戸端会議やインターネットのコメント欄には、悪口が溢れかえるのでしょうか。
とあるシチュエーションを考えてみましょう。
例えば、あなたに小学校に通うお子さんがいるとします。
そのお子さんの学校のシステムで、どうしても気になることがありました。
そんな時、お子さんが「学校の運営に関するアンケート」を持って帰ってきました。
匿名性は保たれ、提出は任意です。
そのアンケート、どうしますか?
おそらく、今気になっていることを書いて、提出しますよね。
一方で、下のお子さんが通う幼稚園は、先生の対応も学校のシステムも、本当に細部までこだわりがつまっている幼稚園です。
親として安心してお子さんを任せられています。
その幼稚園から「幼稚園の運営に関するアンケート」が渡されました。
匿名性は保たれ、提出は任意です。
そのアンケート、どうしますか?
おそらく、捨てますよね。
だって書いても何も変わらないし、書くには文章も考えなくちゃならない。
それなりにめんどくさいですよね。
こうやって、アンケートを実施すると、批判的な意見が集まってしまうのが普通だと言えます。
つまり、何か変わってほしいときに人は動く(発言する)のですが、現状に満足しているときは、人は動かない、動く必要がないわけです。
その結果、批判的な意見というのは集まりやすいと考えられます。
でも、それでよいのでしょうか。
人はありがとうの言葉が嬉しい
先ほどの例で、学校や幼稚園がアンケートを実施している背景には、批判的な意見や改良を望む意見を集めたいという意図があると思います。
でも、批判ばっかりされて、よっしゃ頑張ろう!と思える人って、少ないのではないでしょうか。
もしそういう方がいらっしゃるとすれば、本当に心の強い人だと思います。
多くの一般人は、やっぱりありがとうとか、良かったよとか、そういう声を励みに頑張っていると思います。
だとすれば、普段から「良かったよ」とか「ありがとう」といった声も、クレームと同じぐらいに、いやそれ以上にあげていくべきではないか。
そう私は考えています。
不満がないということは、本当に素晴らしいことです。
その環境を作ってくださっている相手や会社に、ありがとうの言葉を、これからも伝えていける人になりたいなと思っています。
クレームと同じだけ、良かったことを
嫌なことと同じだけ、良かったことがあるはず。
その良かったことに焦点を当てて、それを言葉に発していくことで、みんなが前向きになれる。
そんな人になれたらいいなぁと思っています。
みなさんも口を開けば不満、愚痴になっていませんか。
もしなっているようでしたら、ぜひ、良かったことを言葉にしてみてくださいね。
今日もお読みくださり、ありがとうございました!