BLOGしょう先生のブログ
おはようございます!今日もしょう先生のブログにお越しくださり、ありがとうございます。
六甲アイランドにはすずめがたくさんいます。
今日も看板の上で、すずめがのんびりとしていました。
私も最近ブログの更新頻度を減らして、すずめと同じぐらいのんびりしていましたが、また更新を再開していきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
スポーツドリンクは体に良い?
さて、今日はスポーツドリンクと矯正についてのお話をしたいと思います。
皆様は、スポーツドリンクにどんなイメージをお持ちでしょうか?
夏の暑い日に、浜辺を走るキラキラした学生が、ごくごくと飲み干すCMを思い浮かべる方も多いかと思います。
・健康的/体に良い
・爽やか
こんなイメージですよね。
そして、そのイメージから、スポーツ中に飲んだり、家で体調が悪いときに飲んだりしている方も多いのではないでしょうか。
乳幼児にも与えているお母さまが多いと聞いたこともあります。
お風呂あがりにスポーツドリンクを1杯、なんてお子さんはいらっしゃいませんか?
実際私は、小さいころから熱を出したら枕元に青いラベルのスポーツドリンクが置いてありましたし、テニスの練習中には休憩のたびにスポーツドリンクを飲んでいました。
歯にとっては、全然良くないドリンク
常時スポーツドリンクを飲んでいた結果、私は自分の口の中にたくさんの虫歯を作ることになりました。
歯医者になったからこそ分かることですが、スポーツドリンクは歯にとって全然良くない飲み物です。
何が良くないのか?と言いますと、糖分が多いのです。
(もう少し細かいこともあります。もっとお勉強したい方はこちらの外部リンクをご参照ください。)
【外部リンク】日本小児歯科学会 イオン飲料とむし歯に関する考え方
虫歯になる1つの原因として、「糖分をだらだらと摂取する」ことが挙げられます。
スポーツをしていて、休憩のたびにスポーツドリンクを摂取してしまうと、そのたびにお口の中の環境が悪くなります。
人体は悪くなった口の中を回復する能力を持っているのですが、回復する前にまたスポーツドリンクを摂取してしまうと、回復する間もなく環境が悪いままになってしまうため、虫歯になってしまいます。
矯正治療中のスポーツドリンクに注意
矯正治療中は、何もしていない時よりもさらにスポーツドリンクに気を付けていただく必要があります。
当院ではマウスピース矯正を選択されている方がほとんどなのですが、マウスピースを付けたままスポーツドリンクを飲んでしまうと、マウスピースの中にスポーツドリンクが残ってしまいます。
その状態は、言い換えるとスポーツドリンクの中に歯をチャポンと着けているのと同じ状態です。
その結果、歯が溶けてしまうことは想像に難くないかと思います。
ですので、マウスピースを着けている状態でのスポーツドリンクは避け、原則お水を飲むようにしましょう。
炎天下での激しいスポーツをする方などは、体のためにスポーツドリンクを飲む必要があるかもしれません。
そういった場合は、スポーツ中はスポーツドリンクを飲んでも良いと思います。
歯のことを考えすぎて、熱中症で倒れてしまってはいけませんからね。
その場合は、スポーツが終わった時に、マウスピースを外して口を漱ぎ、マウスピースもさっと水洗いをして、はめるようにしましょう。
また、その日の夜はしっかりと歯磨きをして、お口の中をきれいにして寝るようにしましょう!
その他気を付けるべきこと
いかがでしたでしょうか。今日は矯正治療とスポーツドリンクについて焦点を当てましたが、矯正をしていない乳幼児や学童のスポーツドリンクとの向き合い方に関しても、日本小児歯科学会が提言をしています。
以下にホームページの記事を引用しますので、ご参考になれば幸いです。
(引用ここから)
1) 乳幼児に対して:
* 過激な運動や極端に汗をかいたとき以外は,普通の水を与える。
* イオン飲料を水の代わりに与えない。
* 下痢や嘔吐で脱水症状がある場合は、経口補水液を飲ませる。症状改善後は、のどが渇いたときは普通の水を飲ませるようにする。
* 寝る前や寝ながらイオン飲料を与えないようにする。夜中にのどが渇いたときには水を与える。
* 入浴後は水を飲ませる。
* 寝る前に歯を磨く。やむを得ず,寝る前や寝ながら与えるときは水を飲ませる。あるいは,与えた後に綿棒や指先にガーゼを巻き口腔内を清拭する。
2) 学童に対して:
* 運動で汗をかくときは経口補水液を飲み,運動が終わったら,普通の水を飲む。
* イオン飲料のペットボトルを持ち歩きいつも飲む習慣や,食事をしながらイオン飲料を飲む習慣を付けないようにする。
* のどが渇いたときは水を飲む。
(引用ここまで(原文ママ))
リンクは記事中央あたりに貼っておりますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
お子さんの虫歯予防に、親の知識は不可欠
幼少期に親がどれだけ歯について理解しているかは、子どもの将来を大きく変えてしまいます。
健康な歯を保つには、親の知識が不可欠です。
ぜひ、賢くなって、お子さんの歯を守ってあげてくださいね。
今日もお読みくださり、ありがとうございました!