BLOGしょう先生のブログ
おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。
今日は、昨日のお話の続きを綴りたいと思います。
キシリトールって知ってる?
昨日は、虫歯菌がどうやって虫歯を作るのかについて、擬人化して説明をいたしました。
ざっとおさらいをしますと
虫歯菌がごはん(糖分)を摂取する
栄養を吸収して、うんち(酸)を出お口の中が酸性になって長時間経つと、歯が溶ける
というのが大きな虫歯の流れでした。
キシリトールは、虫歯菌のご飯になります。
えっ、ご飯になるの?と思った方。
そうなんです。なるんです。
でも、うんち(酸)は出ないんです!!
キシリトールは虫歯菌が消化できないので、酸が作られないのが特徴です。
もしキシリトールが、虫歯菌のご飯にならなかったら、虫歯菌は興味を示さないだけで、次のご飯(糖)を待っているだけなんです。
でも、キシリトールを食べてしまうので、虫歯菌は代謝ができなくなってしまうわけです。
キシリトールは、虫歯菌にとって毒リンゴのような存在なんですね。
歯磨きをしよう
虫歯の成り立ちについて学んだところで、次は歯磨きについてのお話をしました。
まだ0歳から2歳のお子さんの歯磨きは、私の専門分野ではありません。
矯正歯科に来られるお子さんは、早い子でも3歳ぐらい、一般的には小学校に入ったぐらいが適齢期となるからです。
そのため、私のできるかぎりでのお話をしました。
こちらは、もっと詳しく知りたい方は、小児歯科の先生のホームページなどで調べられると良いかと思います。
私からは、赤ちゃんのお口は、大人が思っている以上にとても敏感であることを説明しました。
まずは指を入れたり、ガーゼを入れたりして、口の中に異物が入ることに慣れようということをお話しました。
そして、力を入れすぎないこと、上唇小帯という上の前歯と唇につながっているスジに歯ブラシを当てないようにということをお伝えしました。
乳歯が生えそろったら、フロスをしよう
あとは、フロスをしようというお話をしました。
乳歯は歯と歯の間によく虫歯ができます。
もちろん大人の歯も歯と歯の間に虫歯ができやすいです。
幼少期からフロスをする習慣があれば、大きくなっても自分でフロスをするのが当たり前になる。
それが、将来の歯を守る秘訣ではないでしょうか。
質疑応答
いろいろなことを話した最後は、質疑応答を受け付けました。
全部で20個ぐらい、質問があったかな、と思います。
それぞれに私の思うことを答えていきました。
親が歯に関心を持つことが、子の幸せにつながる
今回、コロナ下の大変な時期にも関わらず、10名を超すお母さまが歯の話を聞きに来てくれました。
子育てで大変な中、歯のことにまで気を配れる皆様は、本当に素晴らしいなと思いました。
親が歯の知識をきちんと持っていないと、子どもは虫歯になってしまいます。
お子さんが大人になってから、特におじいちゃんおばあちゃんになった時に、辛い思いをします。
親が歯に関心を持ち、正しいケアをすることが、お子さんの幸せにつながります。
歯に関心を持って、このブログを読んでくださっている方も、本当に素晴らしいと思います。
これからもぜひ、歯のことについて学んでいただけますと嬉しいです。
今日もお読みくださりありがとうございました!!