BLOGしょう先生のブログ
おはようございます。
今日もお越しくださり、ありがとうございます。
今日は、昨日の記事の続きです。
「〇〇してあげる」が出てきてしまったときは
「私はこんなにあなたのために〇〇してあげているのに!!!」
そんなやるせない気持ちがふつふつと湧いてきてしまったときは、ぜひ、ご自身の心にこう問いかけてください。
「私自身は、どうしたいんだろう?」
「誰かのために」は楽じゃない
昨日の記事で、「〇〇してあげる」と思っているときは、無意識のレベルで見返りを求めていると書きましたが、最初から見返りを求めているわけではなかったと思うんですよね。
最初は「それをしたら喜んでもらえるかな」とか「それをしたら楽になるかな」といった親切心や奉仕の心から、始まったことなのではないかと思います。
そして、最初のうちは相手も初めてのことをしてもらうので「ありがとう」とか言ってくれたりするわけです。
でも、それが次第に当たり前になり、ルーティーン化してくると「してもらう側」はしてもらうことが当たり前になり、お礼も言わなくなったりします。
そうなると「してあげる側」は、言葉通り「〇〇してあげているのに!」と、見返りを求めるようになります。
その時に、思い出してほしいんです。
最初は「私がしたかったこと」なのに、いつの間にか「当たり前のこと」になっていたり「義務化されていること」になって、今は「私がしたかったことではない」ってこと、ないでしょうか。
最初は、お仕事を頑張って帰ってくる夫(もしくは妻)のためにご飯を作って、あったかい状態で食べてもらいたいな、という親切心から作り始めた晩御飯。
今や当たり前になって、今の私にとっては「別にしたいことではない」という状態ではありませんか?
それなのに、嫌々作ってあげて、帰りを待って。
そんな気持ちで、もし帰って来ない日があろうものなら、「ご飯作ってあげてるのに!」って思いますよね。
それはつまり、突き詰めれば「今はご飯を作りたくない」わけです。
その私の気持ちに気づくことが、第一歩ではないかと思います。
主語を「私」にする
「ご飯作ってあげてるんだから、ちゃんと帰って来てよ!」というのも1つの解決方法だとは思うんです。
でも、根本的な問題として、私がそんなにご飯を作りたいわけでもない、ということなら、ちゃんと帰ってきたとしても、解決しないですよね。
私は嫌なことをしなければならないわけです。
それならば、夫(もしくは妻)にかける言葉って、変わってくると思うんですよね。
「私、毎日ご飯作るの疲れたから、何か良い方法ないかな?」とか。
「週に何回かは全部お惣菜でもいいかな?」とか。
主語を「私」にすることで、今まで相手が悪いと思っていたから変えられなかった問題が、解決できるかもしれません。
相手は変えられなくても、自分は変えやすいですからね。
「私」がやりたいなら、やればいい
また、別の解決ルートもあります。
ご飯作ってあげてるのに!と思ったときに、主語を私に変えてみて、よくよく考えたら…
「私がご飯作りたいから、作っているだけだった」という結論になることもあります。
そうなったら、別に相手がどうであろうと、心がすっと穏やかになりますよね。
私がやりたい事やっているだけだから、あの人が時間通り帰って来なくても、気にしないでおこう、と思えるかもしれません。
先ほどと結論が全く違うのは、「私」がそもそもやりたいのか、やりたくないのか、の違いが影響しています。
心の声を聞こう
私がネパールに図書館を建てたとき、最初は批判的な声もあったんです。
「日本にも困っている人がたくさんいるんだから、日本で困っている人に支援してあげるべき」とか。
「そんな偽善をするんだったら、みんなを巻き込まず、1人でやったらいいのに」とか。
そういった批判を受けたとき、最初は動揺しました。
でも、それはどこかで「私は良いことをしているのに、どうして非難される必要があるのか?」と思う気持ちがあったんです。
だから、反発してしまっていました。
でも、それは間違いでした。
冷静に考えたら
「私が建てたいから、建てただけ」なんですよね。
そう思うと、すっと腑に落ちたんです。
人は、車が欲しかったら、車を買いますよね。
家が欲しかったら、家を買う。
私は、図書館が建てたかったから、建てただけ。
「私」を主語にすることで、他者の批判が気にならなくなりました。
みなさんも、対人関係で「〇〇してあげているのに!」とイライラすることがあったら、まずはご自身の心の声を聞いてください。
自分の心がどうしたいのか。
それに気づくと、多少周りの批判にさらされても気にならなくなりますし、反対に周りの人を批判することも減ります。
なかなかすぐには切り替えられないと思いますが、ぜひ、お試しいただけると幸いです。
今日もお読みくださり、ありがとうございました!
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