BLOGしょう先生のブログ
おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。
矯正相談では、お母様から「いつ矯正歯科に行けば良いのか分からなくて…」とよく言われます。
今日はそんな質問にお答えしたいと思います。
目次
早すぎて悪いことはない
まず、大前提として、早く行きすぎて悪いことはありません。
何か気になるときに来ていただいたら大丈夫です。
もし、治療には早すぎる来院であれば、その旨をお伝えした上で、次回はいつ来たら良いかをお伝えします。
私たち歯科医師が、早すぎる来院に怒ったり、気分を害したりすることはありません。
それを大前提として、ここからの記事を読んでくださいね。
小学校に入って、気になることがあればチェックを受けましょう
私は子どもの矯正ならば6〜9歳ぐらいが、治療に1番良い時期かなと思っています。
小学校に入って、気になることがあるならば、チェックを受けるのが良いでしょう。
受け口だけは例外
乳歯が生え揃った時に前歯が反対になっている「受け口」だけは治療開始時期が例外的に早くなります。
3歳ぐらいから治療を始めることがありますので、早めに相談してみましょう。
関連記事:第24回【3歳から】ムーシールドって何ですか【矯正コラム】
まだなんとかなるかなと渋るのはNG
小学校に入って、歯が生え変わり始めて、ちょっと気になることが出てきた時は、迷わず矯正歯科を受診しましょう。
「まだなんとかなるかな…」と思い、受診を先延ばしにするのはおすすめできません。
一般の方が見て「まだ大丈夫かな」というのは、矯正医から見ると、だいたい大丈夫ではありません。
お友達と比較するのもNG
「隣の席の◯◯ちゃんは矯正始めてるけど…」と同い年のお友達と比較するのもNGです。
小学校1年生のお子さんって、同じ1年生でも4月生まれのお子さんと、翌年3月生まれのお子さんで成長度合いが大きく違うんです。
また、同じ誕生月であっても、個人差が大きいです。
歯の状態も個人個人で全然違うので、お友達と比較するのはやめましょう。
歯科検診の結果は参考程度に
歯科検診でかみ合わせにチェックが入り、歯科医院への受診を勧められるのは、シビアな状態の方のみです。
平均値を大きく外れている状態でなければ、検診ではチェックが入りません。
そのため、検診結果は参考程度にして、気になることがあれば矯正歯科を受診しましょう。
一般歯科での話も、参考程度に
かかりつけの歯科での矯正に関する話も、参考程度にするのが良いでしょう。
私たち矯正医が矯正の勉強をするのは、歯科医師免許を取ってからになります。
もちろん大学生の時にも表面的な矯正の勉強をするのですが、「矯正装置にはどんな種類があるのか?」とか、本当に浅い知識しかありません。
どのぐらい矯正について詳しいかは先生によってばらつきがあるので、参考程度に受け止めておくのが良いでしょう。
(もちろん、一般歯科の先生でも、非常に勉強熱心で、矯正歯科の知識が豊富な先生もいらっしゃいます。
ただ、それは皆様には見分けられないと思います。
また、逆に私たち矯正医に一般歯科のお話を質問されましても、やはり深いお話はできませんので、そこはかかりつけの先生に問い合わせましょう。)
矯正医によっても考え方が異なる
いろいろと述べてきましたが、そもそも矯正医同士でも、考え方が異なります。
子どもの矯正治療自体に否定的な先生もいます。
そういった点も含めて、いろんな情報を得るために、矯正相談へ行くことは有意義です。
まとめ:迷ったらまずは相談へ
受け口の方は3歳以降、それ以外の歯並びの心配は小学校に入って、気になることがあれば相談してくださいね。
今日もお読みくださり、ありがとうございました!!
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