BLOGしょう先生のブログ

第188回【同じ治療だけど】マウスピース矯正がうまくいく人の考え方【矯正コラム】

おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。

今日は、マウスピース矯正がうまくいく人の考え方についてお話します。

これからマウスピースを始めようかなと思っている方、始めたけれど、ちょっとうまく進んでいないなと思う方はぜひ、ご覧ください。

 

 

装置を外して良い時間は?

マウスピース矯正を始められる方に、必ず説明することがあります。

それは「ご飯と、歯磨きの時以外は、必ずはめてください」ということです。

具体的な時間としては、「1日22時間は装着してください。」とお願いしています。

言い方を変えると「1日のうち、外しても良いのは2時間」です。

 

 

使えない患者様がいる

皆さん矯正を始めた時は「分かりました」と仰るのですが、数ヶ月経つと、歯ならびの変化が予想よりも少ない方が出てきます。

そういった方に毎日22時間使うことができていますか?とお伺いすると、いろいろなお答えが返ってきます。

 

 

理由はそれぞれだが…

使用時間が少ない方に理由をお伺いすると、理由はバラバラなのですが、みなさんに共通するのが、22時間できていない方はみなさん「2時間しか外せないなんて、当然無理」だと思っておられるんですね。

『なんとか頑張ろうと思っているんですけど、できない』ではなくて、『そんなこと、無理』だと思っていらっしゃいます。

 

 

なぜ分かる?

「いやいや、しょう先生、そんなこと人の気持ちなんだから、分かるわけないでしょ?もしかしたら頑張ろうと思っているかもしれないでしょ?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

確かに、心の奥底までは分かりません。

ただ、1つ分かることがあります。

 

『なんとか頑張ろうと思っているんですけど、できない!』と困っている患者様は、私たちが使用時間をお伺いするよりも先に、私たちに相談をされるのです。

 

「水泳に通っているんですけど、その時は外してしまっていて、22時間より短くなってしまうんですけどどうしたら良いですか」

「先月体調を崩してしまって3日間ほど使えなかったんですけど大丈夫でしょうか」

「今留学のために英会話を習っているんですが、どうしても発音するときに気になってしまって使えないんですけど、どうしたら良いですか」

「今、転勤シーズンで送別会などの飲み会が多くて、時間が減ってしまうんですけどどうしたら良いでしょうか」

などなど、

『使用時間が減っていることを良くない状態と認識していて、その対策をどうすべきか困っている』ことを教えてくださいます。

会話が【装置を使えないから、どうしたら良いですか?】なんですね。

 

 

使えないことが普通だと思っている

一方で、常時使用時間の短い方は、私たちが装置装着時間についてお伺いしたらお答えくださるのですが

「ちょっと仕事忙しいんで、昼ごはん食べた後は寝るまで無理ですね」

「お酒好きで飲み終わったらそのまま寝てしまうんで使えない日が多いですね」

「子育てしてるとつけるの忘れちゃって、使えてないです」といったご回答が返ってきます。

正しく現実を教えてくださるのですが、会話が【装置を使えていません】という現状報告にとどまっているのです。

特にそれを改善しようとは思っておられません。

そして、私たちが1日22時間は使用してくださいとお伝えしても「できるだけ頑張ります」「難しいです」とお答えになります。

「分かりました」「もう一度頑張ってみます!!」とお答えになる方は一握りなんです。

 

 

初心を思い出して!!

当院では、矯正相談の時点で「ご飯と歯磨きの時以外は必ず使用する装置です」「使用時間が短くなると、治療効果がでないのでマウスピース矯正はお勧めできません。」とお伝えしています。

それをご理解いただいた上での治療開始となっていますが、それでも使用時間を守れない方がいらっしゃいます。

装着時間が短くなると、良いことが何もありません。

治療期間も長くなりますので、初心を思い出して、しっかりと装置を使うように頑張りましょう。

 

 

あなたにもできる

きちんと1日22時間使って、確実に治療を勧めている方がたくさんいらっしゃいます。

お勤めの方でも、主婦の方でも、学生でも、きちんとできている人がいるわけです。

そういった方は総じて、治療期間が短く終わります。

1日22時間の使用は、世の中の人が全員できないハードルではないのです。

 

ということは、あなたにもできるはず。

何もプロ野球選手になりなさいとか、日本を代表するアイドルになりなさいと言っているわけではありません。

十分にできるハードルなので、ぜひ、前向きに装置の使用をご検討ください。

将来良い歯並びと素敵な笑顔を手に入れられるよう、一緒に頑張りましょう!!

今日もお読みくださり、ありがとうございました!

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