BLOGしょう先生のブログ

第198回【矯正コラム】歯型取りがしんどい方におすすめの矯正方法

こんにちは!今日もお越しくださり、ありがとうございます。

 

 

みなさんは歯ブラシをする時に「ウェッ」と吐きそうになったりしますか?

これを嘔吐反射(おうとはんしゃ)と言います。

大人になっても嘔吐反射が残っている方がおり、私もその1人です。

嘔吐反射がある方は、歯医者で行う「歯型取り」がしんどいんですよね…

お口の中に粘土を入れて、固まるまで待つ。

その時間は粘土の種類によって違うものの、1分から5分程度。

その間に「もしかしたら吐くかも!」「吐きそう!!」「気持ち悪い!!」と、軽いパニックになります。

大人でも気持ち悪いので、子どもはもっと気持ち悪かったんです。

中には歯型取りが嫌で、歯医者が嫌いになっちゃう子もいるぐらいです。

 

 

でも今は、歯型取りをしなくても、矯正ができるようになってきました。

歯型取りの代わりにお口の「スキャン」をすることができるようになったんです。

「スキャン」とは、小型のカメラを使ってお口の中を撮影する方法です。

撮影された映像がコンピューターに取り込まれ、口の状態が立体的に画面に構築されます。

 

 

粘土での型取りでは、粘土が喉の方に流れてしまう不快感もあり、えずくことがあります。

でも、スキャンの場合はほとんどそういったことはありません。

もちろん奥の歯もスキャンをしないといけないので、非常に過敏な方は気持ち悪くなることがあるものの、何分も気持ち悪さが持続したまま我慢をする必要はないので、格段に楽になったと言えます。

 

 

当院には、他の歯医者で型取りがうまくできず、歯医者に行くのが怖くなってしまった患者様の親御さんが、当院のホームページやインスタを見て、当院へお越しになられたことが何度かあります。

お子様たちは最初は私たちの医院でも怯えたご様子ですが、治療が進むにつれて「私も歯医者で治療ができる!」という成功体験を積み、どんどん明るくなっていきます。

スキャナーはとても高価な機械なのですが、そういった子どもたちの姿を見ると、買ってよかったな…と思います。

 

 

歯医者の型取りがしんどくて歯医者に行けない…という方は、ぜひ、スキャナーのある歯科医院で、矯正治療ができないか相談してみてくださいね。

(全ての治療が型取りなし、スキャナーで全部できる!というわけではないので、そのあたりは相談時にしっかり聞いてくださいね。)

 

 

今日もお読みくださり、ありがとうございました!

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