BLOGしょう先生のブログ
こんにちは!今日もお越しくださり、ありがとうございます。
みなさんは歯ブラシをする時に「ウェッ」と吐きそうになったりしますか?
これを嘔吐反射(おうとはんしゃ)と言います。
大人になっても嘔吐反射が残っている方がおり、私もその1人です。
嘔吐反射がある方は、歯医者で行う「歯型取り」がしんどいんですよね…
お口の中に粘土を入れて、固まるまで待つ。
その時間は粘土の種類によって違うものの、1分から5分程度。
その間に「もしかしたら吐くかも!」「吐きそう!!」「気持ち悪い!!」と、軽いパニックになります。
大人でも気持ち悪いので、子どもはもっと気持ち悪かったんです。
中には歯型取りが嫌で、歯医者が嫌いになっちゃう子もいるぐらいです。
でも今は、歯型取りをしなくても、矯正ができるようになってきました。
歯型取りの代わりにお口の「スキャン」をすることができるようになったんです。
「スキャン」とは、小型のカメラを使ってお口の中を撮影する方法です。
撮影された映像がコンピューターに取り込まれ、口の状態が立体的に画面に構築されます。
粘土での型取りでは、粘土が喉の方に流れてしまう不快感もあり、えずくことがあります。
でも、スキャンの場合はほとんどそういったことはありません。
もちろん奥の歯もスキャンをしないといけないので、非常に過敏な方は気持ち悪くなることがあるものの、何分も気持ち悪さが持続したまま我慢をする必要はないので、格段に楽になったと言えます。
当院には、他の歯医者で型取りがうまくできず、歯医者に行くのが怖くなってしまった患者様の親御さんが、当院のホームページやインスタを見て、当院へお越しになられたことが何度かあります。
お子様たちは最初は私たちの医院でも怯えたご様子ですが、治療が進むにつれて「私も歯医者で治療ができる!」という成功体験を積み、どんどん明るくなっていきます。
スキャナーはとても高価な機械なのですが、そういった子どもたちの姿を見ると、買ってよかったな…と思います。
歯医者の型取りがしんどくて歯医者に行けない…という方は、ぜひ、スキャナーのある歯科医院で、矯正治療ができないか相談してみてくださいね。
(全ての治療が型取りなし、スキャナーで全部できる!というわけではないので、そのあたりは相談時にしっかり聞いてくださいね。)
今日もお読みくださり、ありがとうございました!