BLOGしょう先生のブログ
こんにちは!今日もお越しくださり、ありがとうございます。
私は友人から歯の相談を受けることがよくあります。
「虫歯あるんやけど、痛くせんと削ってくれる?」とか、「麻酔の注射苦手なんやけど、痛くせんように麻酔してくれる?」とか。痛みに関するご質問が多いです。
私は矯正歯科を専門にしているので、虫歯治療はしていません。
ただ、少しでも私の知識がお役に立てればと思って、お話を聞きます。
痛いのが嫌な方に共通しているのが、「重症化するまで歯医者に行かない」ってことです。
限界まで放置するから、治療が痛いんだと思います。
みなさん痛くない歯医者を探していると言っているうちは、まだそんなにご自身の歯が痛くないんですね。
それで、なんとなくやり過ごしている。
そして、いよいよ痛くなったら歯医者に行く。
その段階で治療を依頼したら、どんな治療でも痛いわけなんです。
夏休みの最終日まで、限界まで宿題を溜め込んだら全部終わらせることができないのと同じで、歯も限界まで放置したら、痛い治療になるんです。
私が相談を受けた後、数ヶ月経って、「歯医者行きましたか?」って聞いても「行ってないんです…嫌なんですよね、痛いの。」って言われます。
私は再度お伝えします。「早く歯医者行った方が良いですよ〜」。
そしてさらにしばらくしてお会いしたら、こんなことを言われます。
「もう痛くて眠れへんから歯医者行ったらさ、神経取らなあかんって言われて。それから何回も歯医者通ってるんやけど…もうずっと痛いし、何回も通わせるし、どうなんこれ?そもそも神経って残した方がいいんちゃうの?被せ物もさ、なんか保険効かへん高いやつ勧められたんやけど、あそこの歯医者大丈夫かな?」
聞きながら、私は思うんです。
『痛くて眠れなくなるまで、限界まで放置してたから、痛いんです。歯医者が悪いんじゃないです。神経だって残せるなら残します。でも、残せるタイミングで歯医者に行かない選択をされましたね。被せ物だって、最初の時に行ってたら、そもそも被せる必要なんてなかったですし、1回で治療終わってますし…。今の状態を考えて最善の治療について説明してるのに、保険使えない被せ物の説明したら悪い歯医者みたいな言い方されてますけど、そこまで放置してたから、そういう話をされてるのに、どうして歯医者が悪いみたいな相談を私は受けているんでしょう…??』
私のように言いたい歯科医師は、おそらくたくさんいると思うんです。
ただ、実際に主治医になると、患者様のお気持ちなども考えるので、言えないんですよね。
だから、皆さんの歯が健康なうちにこの記事を見てもらいたいなと思っています。
痛くない歯医者をお探しであれば、痛くなる前に定期的に通うこと。これが1番の解決策です。
定期的に通っていれば、仮に虫歯ができたとしても、小さい段階で発見してもらえます。
ぜひ、痛くない歯医者を探している方は、知っていただけますと幸いです。
今日もお読みくださり、ありがとうございました!