BLOGしょう先生のブログ
こんにちは。今日もお越しくださり、ありがとうございます。
今は共働きのご家族も増え、矯正治療へのお子さんの送り迎えにもさまざまな形が出てきました。
最近特に増えてきたな…と思うのが、「お父さんがお子さんを送りに来て、お母さんがお子さんを迎えに来る」のような連携プレーです。
これは、ここ数年までほとんど見られなかった形です。
もしかしたらコロナの影響で在宅勤務をしているお父さんが増えたことで、このような形式が生まれているのかもしれませんね。
「お父さんがいつも送り迎えをしている」「お母さんがいつも送り迎えをしている」パターンは今までもありましたし、共働き世帯では「おばあちゃんやおじいちゃんがいつも送り迎えをしている」パターンもあります。
そして、1人で来て、1人で帰るお子さんも少なくありません。
どんなパターンでも問題ないのですが、最近増えてきた「お父さんとお母さんの連携プレー」に関してだけ、ちょっとした注意点があるなと最近思うようになりました。
それは、どちらかの方に説明をしていても、もうお一方がその内容をご存じなく、治療に支障が出るパターンがあるということです。
例えば、お迎えに来られたお母さまに「次回は新しい装置の説明をしますので、立ち合いをお願いしますね」とお伝えしていたけれども、次回来られたお父様が「それはちょっと妻から聞いていないので…今から仕事行かないといけなくてすぐに出ないといけないんです。」と言われることがあったり。
最初に来られたお父様に「最近マウスピースの使用状況はどうですか?」とお伺いしても「いつも子どものことは妻に任せていますのでよく分かりません。」と言われたり。
そして診療後にお迎えに来られたお母さまから「ちょっと最近右上の歯が痛いというんですけど、主人から聞いてますか?」と言われたり。
送り迎えを連携して行う場合は、治療に関する情報も連携していただく必要があると思う場面が多々あります。
もちろん、送り迎えをお母さま単独、もしくはお父さま単独でされる場合でも、パートナーの方にはお子さんの情報を共有していただきたいなと思う気持ちはあるのですが、それが治療において大きな問題になることは少ないです。
送り迎えの役割分担をご家族でされる方は治療内容に関しても夫婦で共有していただけますと、お子さんにとって、もっともっと良い治療につながると思います。
今日もお読みくださり、ありがとうございました!