BLOGしょう先生のブログ

歌手グループbacknumber に学ぶ、幸せとは

以前、とあるセミナーで講演を頼まれた際に「幸せとは何か」というテーマで話す機会がありました。

その時は医学的なセミナーでしたので、私は「幸せとは、不幸せじゃない状態」と定義して、それを細かく説明しました。

 

みなさんは、幸せって、なんだと思いますか?

私はたまに、考え込んでしまうことがあります。

 

みんなが分かっているようで、分かっていない幸せについて

歌手グループのbacknumberは幸せとは何かを歌詞でこんな風に表現しています。

幸せとは
星が降る夜と眩しい朝が
繰り返すようなものじゃなく
大切な人に
降りかかった雨に傘を差せる事だ

どうでしょうか。

瞬きという歌の歌詞の一節です。

みなさんの幸せのイメージと一致するでしょうか。

 

大切な人に降りかかった雨に傘をさす。

それで雨を晴れにすることはできない。

でも、雨の負担を少し減らすことはできる。

 

手を差し伸べたからといって人の心を変えることはできないけど、

辛い気持ちや悲しい気持ちを和らげることはできる。

 

そういうことを「幸せ」というのだよ。

 

そんな風に私はこの詩を読み取りました。

歯科医師として、歯ならびで悩んでいる人の心に、少しでも傘をさしたい。

また、人として、困っている友人や悩んでいる周りの人に、少しでも元気になってほしい。

そんな気持ちで取った行動が、自分自身の幸せに繋がっている。

 

誰かが喜んでくれることが、私の幸せ。

私はそう感じるので、この歌を初めて聞いたときに、心にすっと染み入ったことを覚えています。

 

ささいなことかもしれません。

小さな幸せかもしれません。

でも、この世の中が、周りの人を思いやる、小さな幸せで溢れた時、世界はもっと良いものになるのではないかな…と私は思っています。

 

自分ができることを、これからもやっていきます。

皆さんの心が、少しでも安らかになりますように。

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