患者様のお母様から、ご家族で楽しめる歯磨きゲームについて教えてもらいました。

とても素敵な方法でしたので、ご紹介したいと思います。

「歯垢染色液」についてご存じでしょうか。

歯垢とはざっくりイメージしやすく説明すると、磨き残しのことです。

歯垢染色液をお口に含んですすぐと、この歯垢が色づきます。

この歯垢染色液、使い方が2種類あります。

１）まったく歯を磨いていない状態で使用して、お口の中の歯垢を染め、全部取れたら終わり。

２）歯磨きが終わったと思ったタイミングで使用して、残っている歯垢を確認して、自分で取る。

どちらの方法も有効なのですが、今回の歯磨きゲームでは２）を採用します。

『歯磨きゲーム』

お父さん、お母さん、お子さん、みんなが自由に自分の歯を磨きます。

そして、歯磨きが終わったと思ったら、洗面台の鏡が見えないようにします。

鏡が見えない状態で、お口をしっかりとすすぎ、家族で向き合います。

そして、「せーの」でお互いの口を見あって、誰が一番染色が少ないかを競います！

いかがでしょうか。

とっても簡単なゲームなのですが、小学生のお子さんにとっては

家族団らんで、とても楽しいゲームになりそうですよね。

また、お子さんって人のことは結構上手に指摘します。

「お母さん前歯のここめっちゃ色ついてる」とか。

そうやって自分のことではなく、家族の歯磨きを評価することで

結果的に自分の歯磨きを見つめなおすことができるようになる。

さらに、家族で一緒に歯磨きをすることで、

お子さんが親御さんの歯磨きを見る時間ができます。

それにより、お子さんが、自分の歯磨きの時間が短いことに気づけたりします。

テレビなども消して取り組むことで、歯磨きに集中できるのも良いですね。

これは素晴らしいゲームだなと思いました。

ぜひ、ご家庭で歯磨きをちゃんとせず困っている方は、

このゲームをお試しください。

ちなみに、このゲームを考案してくださったお母様は

家族の中で一番多く、染色液が残っていたそうです（笑）

これも良い気づきですね！

今日もお読みくださり、ありがとうございました！