BLOGしょう先生のブログ
テニス仲間が試合に出ると言っていました。
そして大会前日、あいにく明日は雨予報となっていました。
そんな時、友人がボソッと、こう言ったんです。
「明日、晴れないかな…雨降らないといいな。」
私は一気に学生時代の思い出がフラッシュバックしました。
試合前日、寝る前に私はいつも思っていました。
「明日、雨が降ればいいのに。」
当時の私は、試合が嫌で嫌で、本当に嫌でした。
今から数十年前、小学生~中学生時代と
私は兵庫県の同学年の中で
だいたい県3位ぐらいのランキングでした。
県大会に出たら
まずは勝って当然の1回戦が待っています。
1回戦で強い人に当たることはほぼないのですが
負けたら罰ゲームぐらいの感じのプレッシャーで
のびのび楽しめるわけもなく、試合を終わらせます。
初戦を勝ったら、次は2回戦。
相手も少しずつ上手になってきます。
でも、負けることは許されません。
ベスト16に入らなければ
関西大会には出場できないからです。
数回勝ってべスト16に入っても
まだ安心はできません。
去年の成績はベスト4だから
そこに入らなければだめなんです。
そうこうするうちに
準決勝まで残ってやっと、去年と同じ成績。
どの試合でも、負けたらだめ。
優勝、準優勝、ベスト4しか許されない
というプレッシャーが嫌で
試合の日の朝は本当に憂鬱でした。
特に冬の県大会は12月25日に本戦があり
クリスマスプレゼントを横目に
まだ日が昇らない真っ黒の空の下
試合会場へ向かうことが本当に嫌でした。
テニス自体は好きだったけど
試合で勝たなければならない重圧が
好きじゃなかったんだと思います。
友人が、明日晴れるかな…とつぶやくのを聞いて
テニスの試合を楽しみにしながら
眠りにつけるって素敵だなと思いました。
私は今も、テニスの試合に出るとなると
「楽しみだね」って口では言えます。
でも、心の底から楽しみにしているかと問われると
あまり自信はありません。
今でも、雨が降ればいいのにって思っている自分が
いないとは言い切れません。
きっと、あのジュニアのしんどかった時を
思い出してしまうのでしょうね。
生半可な練習で勝てるようなものではないと。
今は別にプロを目指しているわけでもないですから
明日の試合を楽しみに
眠りにつけたら幸せだな…と思うのですが。
少しずつ
明日を楽しめるマインドに変えていきたいです。
皆さんは何か
幼少期に真剣に取り組まれていたことはありますか?
そしてその大会の前日って、つらくなかったですか?
また教えてくださいね。
今日もお読みくださり、ありがとうございました!