BLOGしょう先生のブログ
おはようございます!1月も5日になりました。そろそろ皆様、仕事がしたくてうずうずして…してない。そうですか。そうですよね。
*本日のブログは、受け口の治療についてです。本件は歯科医師によって意見が分かれるところで、諸説ありますので、あくまでも参考程度にお読み頂けますと幸いです。
受け口の治療は難しい
小さいお子さんで、特に相談が多いのが「前歯が反対」「しゃくれてる」というご相談です。
親御さんとしては気になりますよね…将来どうなるのか、心配ですよね。
この受け口の治療は、矯正治療の中でも難しい分野と言われています。
いくつか理由はありますが、皆様にもイメージしやすい理由として、「下あごは成長が1番最後に来る」という点が挙げられます。
下あごは思春期に成長する
みなさんは、漫画や絵を描くのは得意ですか?絵を描くにあたって、こんなことを言われたことはありませんか。
「子どもの絵を描くときは、目は顔の真ん中に」
「大人の絵を描くときは、目を顔の真ん中より上に」
私は、小さい頃図工の先生か、美術の先生がそう言っていたのをなんとなく覚えています。
なぜ、大人の目は上よりになるのでしょうか?
大人になるにつれて、目が上に上がっていく?そんなことはないですよね。その瞬間を目撃したら、もはやホラーです。
実は、お顔の中で、1番最後に成長するのが下あごだからなんです。下あごが思春期に成長すると、お顔の下半分が少し長くなります。それによって、目の位置は相対的に上の方に上がる、というからくりです。
決して目が勝手に上に上がったわけではありませんので、ご安心ください。
受け口の程度は、予測できないこともある
矯正治療の話に戻ります。
受け口の方の治療は、早期治療をお勧めしているのですが、早くにアプローチして一旦改善したとしても、再発することがあります。
それが、思春期に起こります。
思春期に身長がグングン伸びる子もいれば、1cmしか伸びなかった!という子がいますよね。
それと同じで、下顎もグーンと伸びる子もいれば、ほぼ変わらずの子もいます。
そう言った点が予測しづらく、治療を難しくしています。
受け口の治療に関しては私は特に念入りにお話するように心がけております。またいつでもご相談ください。