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マスク、アルコール、そして、ちくわ

今日もお越しくださり、ありがとうございます。今日は、些細なお話シリーズです。特に歯には関係ない話ですが、良ければお読みください。

マスクやアルコールの不足について

今ニュースでは、マスクやアルコールの不足が深刻だと話題になっています。

これからの集団感染の可能性を考えると、少しでも多くのマスクを持っておきたい気持ちになりますよね。

そんな中、大量にマスクを買い占める人や組織、団体がいると耳にしました。

いろんな観点から見て、すごく難しい問題ではありますが、私は、この買い占める人たちの心が、なんだか寂しいなと思いました。

ネットフリーマーケットで高く売る?

買い溜めをする方の中には、大量に仕入れてネットのフリーマーケットで高く売る人も出てきているそうです。

安く仕入れて、高く売る。ニーズのあるものを売る。資本主義の世界では正しいこと、あるいは賢いことなのかもしれません。

儲かる商売ですから、誰も否定できないのかもしれません。

でも、人として尊敬できるか?と言われると…私はできません。

社員にプレゼント?

社員に大量にまとめ買いをして、マスクを配る会社もあると聞きました。それも、私は少し疑問に思いました。

このマスクが不足している事態に乗じて、従業員に感謝される。すなわち、会社として恩を着せておくとも解釈できます。

もちろん会社にたくさん備蓄があるから、それを社員に渡す、ということであれば、それは良いと思います。

でも、この不足時にわざわざ大量に買いこみ、配るという行為はどうなのでしょうか。その買い込みが、他の人の不足を招くわけです。

まさに「自分と、自分の組織が良ければそれで良い」という発想の延長のように感じてしまいます。

フリーマーケットで安く買って高く売るのと同じで、安い商品で、従業員の信頼を得ようとする行為は、あまり心地の良いものではないと思いました。

阪神大震災の記憶

なんだかいろいろな報道に強い不快感を覚えるこの騒動。

どうして不快感を感じるのか考えていたのですが、それは、私の阪神大震災の記憶から来ているのかもしれないと感じました。

私は幼少期に阪神大震災で被災しました。その時に取りに行った、救援物資の「ちくわ」を思い出したのです。

避難所に救援物資が届いた時、家族を代表してちくわを取りに行ったのは私でした。

当時私は、家族の分と、親戚家族の分の計7本がほしかったのです。

でも、私が何人分を取りにきたか、なんて誰にも分かりません。皆が2〜4本を持っていく中、明らかに7本は独り占めのように見られるのです。

「きっとみんなもちくわ、食べたいよな。」そう思って、7本を取ることはできませんでした。

最大の勇気を振り絞って、確か5本ぐらいを持ち去ろうとしたのです。

それでも、私は気持ちが悪かった。後ろ指を指されている気がしました。実際指されていたかもしれません。

その時の気持ち悪さは、今でも覚えています。

自分が良ければ、それで良い?

もし、このウイルスが全土に蔓延したと仮定して。

マスクを手に入れられないものが次々とこの世からいなくなるようになる世界が、万が一来たとして。

マスクを買い占めた人は、マスクを手にできなかった人に、高らかに勝利宣言をするのでしょうか。

また、慈悲深いふりをして、大量に買い占めたマスクを持たない人に配るのでしょうか。

それって、本当の親切なのでしょうか。

買い占める人がいるから、不足し、不足している報道を見て、また買い占める。

そんなことは、過去の歴史から学んでいるはずなのに、やっぱり買い占める人がいること、本当に残念に思います。

「買い占めないと足りなくなる」という発想に至るところまで、その頭の回転は素晴らしいと思います。

でも、じゃああなたが買い占めたら、他の人はどうなるのか?という、次のステップまで考えを巡らせてほしいと思いました。

私はそういうことを考えるきっかけが「ちくわ」でした。

もうちょっと、みんなのことを考えられる世の中になったら、もっともっと生きやすい世界になるのではないかな、と願いを込めて、筆を置きたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

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