BLOGしょう先生のブログ
おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。今日は昨日の続きです。
つらい歯型取りをなんとか乗り越えたい!と思っている患者様は、こちらの記事がおすすめです。
2)奥まで印象トレーを入れるとウエッとなる
お子さんがトレーを口に入れられるようになったら、次の関門は嘔吐反射との闘いです。
ここでは、さまざまなやり方があると思いますが、私は必ずこう言います。
「ウエッとなってもいいよ」
これには私の過去の体験が生かされています。幼少期、私はよく車酔いをする子どもでした。
決して車が嫌いなわけではなかったのですが、よく酔いました。
そして、酔うたびに親に言えず、死ぬほどつらい思いをしました。
なぜ、言えなかったのか。
それは、「言えば怒られる」「言えば家族の空気が悪くなる」そう思ったからです。
もちろん最終的に限界の限界まで来たら親に言うのですが、その時も本当に細心の注意を払っていました。
例えば「吐きそう」とかは言いづらかったので、「ちょっと窓開けてもいい?」と言うことが多かったです。
本当に小さい頃は親に気を遣っていたと思います。
酔って吐きそうでも、絶対吐いちゃいけない、だってお母さんが、お父さんが、機嫌が悪くなるから。
そう思い、なんとかしようとすると、余計にどんどん気分が悪くなっていくのです。
私は叔母の車で我慢の限界に達して、車内に吐いてしまったことがありました。
母からは「吐く前に言ってよ」と怒られましたが、我慢して最後まで吐かなければ、みんなが笑顔でいられる。そう思って耐え続けていたのです。
吐く前に言ったら、みんなの楽しいドライブが台無しになる。それならば耐え忍ぼうと思ったのです。
印象でも、苦手な子の中には私と同じように、吐いたらいけないと思っている子も多いのです。
ですから、先に、吐いてもいいよ、ウエッてなってもいいよと説明をしてあげると、肩の力が少し抜けます。
これによりお子さんもリラックスでき、呼吸が安定します。
これは本当に効果のある方法ですので、ぜひ試してみてください。
呼吸が安定してきたな、落ち着いてきたなと思ったら、鼻で呼吸をするように促してあげましょう。
大人が深呼吸をするときのように、ゆっくりと鼻で呼吸をすることで、より落ち着いて印象トレーを口に入れられるようになります。
いかがでしたでしょうか。
さて、残りはあと2つ。また明日続きを解説しますね!
今日もお読みくださり、ありがとうございました!