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第6回【たった1言で台無し】助け合いの精神【人生の気づき】

おはようございます。毎朝7時に更新中のしょう先生のブログに今日もお越しくださり、ありがとうございます。

今日はコロナウイルス騒動の中で、学んだことについて、綴りたいと思います。

 

コロナの影響で物資不足

コロナウイルスの影響で、歯科業界もさまざまな物資が不足しました。

グローブやマスク、アルコールなどが手に入らなくなりました。

ニュースでは医療関係に配布されていると情報が流れているものの、初期は小さな個人医院まで回ってこないようで、足りなくなる不安におびえておりました。

 

先輩から電話

特に私が困っていたのがアルコールでした。

まさかこれほどの事態になるとは思っていなかったので、アルコールの備蓄をしていませんでした。

 

そんな中、先輩歯科医師から、ある情報をいただきました。

「A社のインターネットサイトではアルコールは売り切れになっているけど、会社に直接電話をしたら買えるよ」と教えてもらったのです。

私は急いで電話をしました。

電話はあっさりとつながって、購入することができました。

 

 

友人に共有

私以外にも困っている人がいるかもしれない。

そう思ったので、私は友人にもこの情報を伝えていきました。

「助かるわー!ありがとう!」

「アルコールは今のところ足りてるよ!」

「電話したけどつながらない…」など、いろいろな反応がありました。

そんな中、私が電話で、どうしても解せない反応が1件だけありました。

 

 

あまり気分の良くなかった電話

「ありがとう、その情報もう昨日回ってきてるよ。」

「また何かあれば教えてな」

電話を切った後、なんだかモヤモヤしました。

 

このモヤモヤはなんだろうって思ったんですが、モヤモヤの原因は2つあるんじゃないかと思いました。

  • 「もう昨日回ってきてる」の言い方が、「情報遅いね」と言われているように感じたこと
  • 「また何かあれば教えてな」と言われ、「え、僕が教えるだけ?」と思ったこと

 

 

情報をもらうだけの人

口コミで回っていた情報ですから、知っている人、知らない人がいるのは当たり前です。

だから、1)に関してはさほど重要ではないと思いました。

その後の2)に関して、特に私は嫌だと感じたのではないかと分析しました。

良かれと思って情報を伝えたのに、それはもう知っているから、他に良い情報があったら俺のところに持ってきて。

そういう風に聞こえたのです。

それってすごく、嫌だなと私は感じました。

 

たった1言で、この人のいろいろな面が見えた気がしました。

 

実は、情報をもらうだけの人って、世の中にすごく多いのではないでしょうか。

 

学校でも、職場でも。

 

私は大学の時、講義のノートを何回もコピーされました。

コピーされること自体は嫌なことではなかったのですが、大量にコピーされたものが、大学の談話室に散乱し、落ちているプリントに靴の跡がついてくしゃくしゃになっているのを見たときは、少し悲しい気持ちになりました。

 

社会に出てからも同じです。

職場で「みんなで情報をシェアしましょう」と言っても、全然情報がシェアされないんですよね。

発信するのは私ばかり。

そして、知っている人は自分が知っているだけで終わり。

だけど、もらえるものはもらう。

 

助け合いの精神って、私は大切だと思うのですが、悪い意味で「もらい慣れている」状態の人が多いように思います。

 

 

大学時代に部活で教わった助け合いの精神

こういった助け合いの精神は、大学時代テニス部の2つ上の先輩に教わりました。

先輩方はいつも私たちにお食事などをごちそうしてくださいました。

 

私は大学時代、奨学金をもらい、バイトを週7とかでしていましたが、学費を払うためにお金が必要でしたので、先輩には本当に助けられました。

そんなある日、先輩にこう言われたことがあります。

 

「いいか、お前ら。お前らは、俺らに何も返さなくても良い。でも、今してもらったことを、後輩たちにしてやってほしい。」と。

 

残念ながら私は大学在籍中ずっと貧しいままでしたので、在学中には後輩にも助けてもらってばかりでしたが、社会人になってからは、職場の後輩に恩返しするよう、心がけています。

 

 

お金も、気持ちも、もらい慣れていないか

今回の経験で、改めて、いつももらい慣れている人になっていないか。

もらって当たり前の人になっていないか見直しました。

 

もらう時って「ありがとう」って言えば簡単に受け取ることができますが、そのくださった方の気持ちとか労力とかって、ありがとうの1つで片付けられるほど、簡単なものではないかもしれません。

また、もらい慣れすぎて、自分からは何も与えられない人になっていないか、それも見直す必要があると思いました。

そういった気持ちを大切に、これからも生きていきたいなと思います。

 

 

ちなみに、私がモヤモヤした人は、その後、何か情報を教えてくれることはありませんでした。

 

 

今日もお読みくださり、ありがとうございました!

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