BLOGしょう先生のブログ

第3回【2つだけ】実習生に求められる能力【衛生士向け講座】

おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。

今日は、歯科衛生士学校に通っている学生さんに向けてのコラムです。

 

 

新人に求められる力とは

学生実習で歯科医院へ研修に来る衛生士学校の学生さん。

みなさんが初めて歯科医院に行く日は、とても緊張していると思います。

私も初めて勤めた歯科医院で、緊張して勢いよく挨拶をしすぎて、玄関の扉に思いっきり頭をぶつけたことがあります。

 

一方、迎え入れる側の歯科医院のスタッフは、学生さんを受け入れることに慣れています。

 

そんな歯科医院側のスタッフたちが、みなさんに何を求めているかというと…

 

実は、技術的なことや学術的なことは特に何も求めていません。

みなさん診療に関することは初めてですし、何も分かっていないことはよく理解していますので、何も知らなくても、特に問題はありません。

 

ただし、(これはあくまでも私の主観ですが)研修態度について、2点求められていることがあります。

 

 

柔軟、かつ素直であること

まず、皆さんに求められていることの1つ目は「柔軟、かつ素直であること」。

それぞれの医院で研修方法はいろいろありますし、それぞれの上司(歯科医師や歯科衛生士)によっても指導方法が異なります。

基本的には教えることが統一されているはずですが、細かいことが教える人によって異なったりします。

 

学生実習ではあちこちの歯科医院に研修に行きます。その中で、「あれ?前の医院と違う…」ということが多々あると思います。

また、同じ職場でも、人によって違うことを言われるでしょう。

 

ちょっと違うことを言われたときに、前に教わったことに固執せず、柔軟に、素直に言われた通り対応することが実習生には求められているように思います。

ここがうまくできない人は、評価されにくくなります。

 

 

学ぶ意欲があること

もう1つは、学ぶ意欲があること。

学ぶ意欲がない人は、「あなたは何をしにここへ来ているの?」と思われてしまいます。

 

例えば友達と映画館に行って、上映中に最初から最後まで寝ていたとしたら、ちょっと呆れてしまいませんか。

実習で歯科医院に来ているのに、やる気が感じられない人は、映画館で寝ている人と同じ扱いをされます。

 

やる気が感じられない人とは、具体的には

・邪魔にならないところに立っているだけで、特に何も見ていない

・早く実習の時間が終わらないかなと思って、時計を何度も見ている

・実習レポートを持ってくるが、いつも同じ内容で誰かのものを写している

 

こういったタイプの方は学ぶ意欲がないと判断されます。

学ぶ意欲がない人には教える気力も湧きませんから、何も教えてもらえなくなり、その結果実習で成長できずに卒業を迎えてしまうことになります。

それだけならまだしも、むしろ「存在が邪魔!」となって、心ない言葉を浴びせられたりすることがあるかもしれません。

 

本来であれば、存在が邪魔!なんて思ってはいけないことなのかもしれません。でも、歯科医院のスタッフはタイムスケジュールに追われて、かなりピリピリした環境でお仕事をしています。

そんな中、やる気のない人がボーっと立っていたら…怒られても仕方のないことではないかと、私は思います。

 

 

学ぶ意欲をどう表現するか

今回求められている、2つのポイントのうち、1つ目の「柔軟かつ素直であること」はそれほど難しいことではないと思います。

言われたことをきちんと守り、実行すれば大丈夫です。

 

一方で「学ぶ意欲があること」というのは、非常に難しいポイントです。

なぜなら、「意欲」に関しては基準が曖昧なんです。

「私、やる気あります!」って言えばやる気があるのかと言うと、そうでもないんですよね。

見た目にはやる気なさそうでも、評価される人はいますし、やる気満々に見えても、評価されない人はいます。

どのように行動すれば、学ぶ意欲があると思ってもらえるのか。

そのポイントについて、私なりの考えを、明日まとめてみたいと思います。

 

今日もお読みくださり、ありがとうございました!

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