BLOGしょう先生のブログ
おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。
今日は夏場に起きやすい知覚過敏について、少しお話をしたいと思います。
夏場においしいかき氷
アイスキャンデーやアイスクリーム、かき氷。夏場に冷たいものを食べるのって、おいしいですよね。
好きな方は多いと思います。私も小さいころ、冷たいものが大好きでした。
昔は夏場でも熱いお茶やコーヒーを飲む大人たちをみて、頭おかしいんじゃないかと思っていました。
でも今となっては私も熱いコーヒーを好むようになってしまいました。歳をとるとは恐ろしいことですね。
おいしく食べられなくなる知覚過敏
そんなおいしい食べ物たちですが、知覚過敏になると一気においしさが半減してしまいます。
冷たいものがしみる。これは経験した人にしか分からない不快感があります。
冷たいものを食べているのに、痛いと感じる知覚過敏って、どういうことが起きているのでしょうか。
歯の神経は全てを痛みとして感じる
歯には神経が通っています。
この神経は少し個性が強くて、全ての感覚を「痛み」として認識し、脳に伝えます。
例えば私たちは手で熱いお茶を持ったら「熱い」、氷を持ったら「冷たい」、手を針で刺されたら「痛い」とさまざまな感覚で認識しますが、歯の神経は全てを「痛い」と認識してしまいます。
つまり、冷たい!と感じるはずが、歯の神経は痛い!!と脳に伝えてしまうわけです。
恐ろしいですよね。
(※私は恥ずかしながらこの細胞レベルの細かい理解が苦手で、厳密には表現が適切でないかもしれません。もっとよりしっかりと知りたい、もっと調べたいという方は、他のサイトや専門書を参考にしてくださいね。)
急激な温度変化を避ける
冷たいを痛いと認識してしまう知覚過敏。
症状が出てしまったら、どうしたら良いのでしょうか。
これは、イライラMAXのお母さんと同じ状態です。
イライラしているお母さんに、ちょっとでも余計なことを言ったらどうなるでしょうか。
そうです。眠れる獅子を呼び覚ましてしまうのです。そうなるともうお説教は止まりませんよね。
歯も同じです。
知覚過敏になっているときは、歯の神経が興奮しているため、この「痛い!」と感じる反応が容易に生じやすい状態になっています。
ですので、その神経を起こさない、すなわち強い刺激を与えないことが重要です。
強い刺激とは、かき氷やアイスクリーム。急激な温度差は、知覚過敏を呼び起こすにはぴったりなのです。
口の中の温度に対して、非常に冷たいかき氷などが入ってくると、「冷たい!」となり、その冷たい!を歯の神経は「痛い!」に書き換えて脳に送ってしまいます。
冷たいものは普段以上に避けるようにしましょう。
そして歯医者へ
そして、できるだけ早めに歯医者に行きましょう。
知覚過敏の処置は矯正歯科ではなく、普通の歯医者(一般歯科)で診てもらえます。
保険も使えますので、知覚過敏の処置だけで済めばそれほど高い金額にはならないでしょう。
早めに処置をして、おいしいものを安心して食べましょうね!
今日もお読みくださり、ありがとうございました!