BLOGしょう先生のブログ

第40回【トラウマ】歯科恐怖症を乗り越えるために【矯正コラム】

 

おはようございます。いつもお越しくださり、ありがとうございます。

今日は歯科恐怖症について綴りたいと思います。

 

歯科恐怖症とは?

歯科恐怖症とは「歯医者の椅子が怖くて仕方ない」「子供の頃のトラウマで歯医者に行けない」などと感じておられる方を表す言葉です。

血液検査をして、●●の検査値が以上であれば歯科恐怖症と定義されるものではありませんので、少し曖昧な言葉になります。

高所恐怖症、閉所恐怖症などと同じとお考えいただければ良いかと思います。

 

私は精神科の医師ではありませんので、より詳しく調べたい、もっと詳しく知りたいという方は精神科の先生にお問い合わせください。

また、本日書く意見に関しても、あくまで私が歯科医師として実際に診療を行った経験から書くブログとなりますので、精神科の先生の意見や、専門的な見地とは異なる可能性があります。

あらかじめご了承ください。

 

精神科の専門家ではないですが、歯科の専門家からの意見として、歯科への通院にお悩みの方の参考になれば嬉しいです。

 

 

呼吸が荒くなる、異常にえずく

過去に治療をしていた方で、歯科医院に来ると血の気が引いて、気分が悪くなる方がいらっしゃいました。

歯科の椅子に座り口を開けることはできるのですが、口の中のどこかに触れた瞬間、オエッとなるんです。

 

普通私たちは、奥歯を触ったり、のどの方を触ったらオエッとなりますが、その方は前歯を触ってもオエッとなっていました。

当然のことながら、前歯でオエッとなるのは、一般的には考えられません。

その方は歯科恐怖症だったのではないかと思っています。

(思っています、と書いているのは、前述のとおり、明確な定義がないこと、私が診断できなかったため断定していません。)

 

 

最初は歯科に慣れるところから

歯科恐怖症の患者様に対して、精神科の先生だったら、どのようにアプローチするのでしょうか?

昔の怖かった経験を語ってもらい、そこから何か具体的な治療にアプローチしていくのでしょうか?

私には分かりません。

また、専門家でもないのに専門家気どりでアプローチするのも良くないと思いました。

 

そこで、歯科恐怖症を患者様の性格の1つとして考えることにしました。

どういうことかといいますと、「優しい人」「気難しい人」「不思議な人」「せっかちな人」といったキャラクターの1つとして、「歯医者に行くのが怖い人」というキャラクターだと考えることにしたのです。

そして、そのキャラクターに合わせて、とにかくゆっくりと、患者様のペースで治療を進めていくことにしました。

 

予約を取っていても、突然のキャンセルは当たり前。

来院されたけれども、今日は体調がすぐれないということでとりあえず座ってお口の中を見せてもらうだけで終了。

そんな日が続きました。

 

でも、ご本人に治療を続けたいという意思はあったので、そのまま続けていました。

 

 

同性だと安心できる可能性も

そのうち、1つのことに気づきました。

私がお口に触るとオエッとなるのですが、歯科衛生士の女性が触ると大丈夫なのです。

 

…えっ、これってもしかして、歯科恐怖症じゃなくて、私のことが気持ち悪いってだけちゃうん?!と若干ショックは感じましたが…それはさておき、その患者様は女性同士だと安心できるようでした。

 

もし、この記事をお読みの方で、ご自身が女性で、先生が男性の歯科医院でうまくいかないようでしたら、女性歯科医師の医院に行ってみるのも良いかもしれません。

そういったちょっとした変化が、安心を生む可能性は否定できないと思います。

 

同性だと安心する、異性だと安心する、イケメンだと安心する。

それぞれタイプはあるかもしれませんが、ご自身が気分悪くならない術者を選ぶことも大切ではないかと思います。

 

 

体調にも左右される

そうやって女性スタッフの施術に慣れていくうちに、少しずつ分かってきたことがありました。

その方は、お仕事が忙しい時期とか、お仕事で疲れているときは、歯科治療が受けられないのです。

特に私の治療を受け付けないのです(悲しい)。

 

おそらく、仕事で精神的に疲れている状態で、歯科の治療のストレスが加わるとだめなのでしょう。

 

この経験から、できれば歯科恐怖症の方は、ストレスの蓄積が少ない朝の早い時間に、あるいは疲れていないご自身の体調が良い時間に予約を取ると良いのではないかと思います。

 

 

忙しい時間の予約は避ける

歯科医院で働く側の人間として、やはり混雑している時間はゆっくりと対応する心のゆとりが少なくなってしまいます。

医院のスタッフ自体がすでにピリピリしている状況ですから、言葉の端々に棘(トゲ)が出てしまいます。

 

もちろん、私たちはピリピリしてることに気づかれないよう細心の注意は払っています。

それでも歯科恐怖症の方はかなり敏感になっておられるので、私たちが気にならない言葉でも、ひどく怖くなってしまう可能性が否定できません。

 

ぜひ、医院が空いている時間を医院の受付やスタッフに聞いて、その時間に行くようにしましょう。

歯科恐怖症の方にとって、歯科医院はどうしても行きたくない場所なので、ご自身のお休みの日に行くのを嫌がる傾向にあります。

でも、私はそこだけはちゃんと調整して、頑張って来ていただきたいなと思います。

 

午前中に歯科の予約を入れて、午後から楽しい予定を入れておくなどして、気持ちが前向きになった方が治療にも前向きになれるのではないかと思いました。

もちろん、個人差があると思いますので、ご参考までに。

 

 

ご自身に合った歯科医院で、がんばりましょう

いろいろと書きましたが、ご自身に合っているかどうかが最も大切です。

1件の歯医者に行って、「あ、これはだめだ、私は歯科にはいけない。」と決めつけてしまわず、1か所がだめなら他のところにも挑戦してみてください。

 

ポイントは、必ず空いている時間に行くことです!!

どの医院でもお仕事終わりの患者様が集中するアフター5はお勧めできません。

 

大変だと思いますが、頑張って早めに治療を受けて、手遅れにならないようにしましょうね。

 

今日もお読みくださり、ありがとうございました!!

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