BLOGしょう先生のブログ

第70回【経験から学ぶ】消毒についてのお話【矯正コラム】

おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。

今日は、「消毒」について、お話したいと思います。

 

 

前の患者さんが出てきたのに、呼ばれない…

私がまだ歯科医師の免許を取る前に、歯医者に通院していて、疑問に思っていたことがありました。

待合室にいる時に、「どうしてまだ僕の名前が呼ばれないのだろう?」と思っていたんです。

 

私が予約している時刻の前の患者様と思われる人が、診察から出てきたのに、次の順番である私が呼ばれない…

何をモタモタしているのかな?と思っていました。

むしろ、ちょっと休憩してるんじゃないか?ぐらいに思っていたんですよね。

 

別に口には出さないですし、だからどうってことはなかったんですが。

 

 

毎回消毒しています

前の患者さんが診療室を出た後、何をしているのか?

それは、自分が歯科医師になってから分かりました。

 

「消毒」をしているんです。

この消毒が、結構時間がかかります。

 

まず、使用した器具を片付けます。

そして、歯科医師や歯科衛生士が触った部分を消毒し、さらに患者さんが触った部分を消毒します。

口もとを照らすライトや、椅子、背もたれなど、消毒する部分は多岐にわたります。

それら全てが終わって、次の患者様の準備をして、お名前を呼びます。

 

それらにかかる時間が、空白の待ち時間だったわけです。

 

 

カフェでも電車でも、シュッシュおばさん

歯科医師になるまで、消毒は「名前は聞いたことがある」程度で、それほど神経質に気を使うものではありませんでした。

しかし、私は歯科医師になってから、消毒に敏感になりました。

そして医療従事者ではない方は、コロナウイルスを経験してから、消毒にとても敏感になったことと思います。

 

急に敏感になったからでしょうか。

先日カフェにて、みなさんがコーヒーを楽しんでいるすぐそばで、アルコールをこれでもかと噴霧しているおばさんがいました。

電車でも、自分が座る場所にシュッシュシュッシュしている人に遭遇しました。

 

もちろん、消毒はとっても大切だと思うのですが、そんなに勢いよく噴霧したら、隣の人のコーヒーや、隣に座っている人にかかっちゃうんじゃないかなと不安になりました。

また、拭き取らずに噴霧しただけだと、脱色や変色の可能性も0ではなく、お店や電車の備品を汚してしまう可能性があります。

アルコールは高いところから噴霧せず、また、噴霧後はしっかりと拭き取るようにした方が良いのではないかと思います。

 

 

驚きのアルコール入り焼肉のたれ

ある日、私が声を上げそうになった消毒があります。それは、家族で行った焼き肉屋です。

席に案内されるや否や「両手を出してください」と言われ、手を出したところ、そこにアルコールをシュー!!と。

でも、その手を出した真下には、焼肉のたれがスタンバイしていたんです。

 

スプレーですし、そこまで大量のアルコールではないとはいえ、ちょっと気分が良くないですよね…

体への害がないとも言い切れないし、複雑な気分でした。

 

 

消毒は大切ですが

コロナウイルス対策として、消毒はとても大切だと思います。

そして、今まで以上に、医療従事者ではない皆様にとって、消毒が身近なものになったかと思います。

 

ただ、急に身近になったことによって、少々行き過ぎた消毒もあるのかな?と思っています。

消毒について正しい知識を身につけて、取り組んでいただけたらと思います。

 

今日もお読みくださり、ありがとうございました!!

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