BLOGしょう先生のブログ
おはようございます。
今日は、昨日のお話の続きです。
先週のおさらい
前回は、「フレイル」について学びました。
フレイルとは「虚弱」を意味する英語からできた造語です。
健康な状態と、病気(要介護)の状態の間を表しています。
・体重の減少
・疲労感の自覚
・握力の低下
・移動能力の低下
・活動レベルの低下
3つ以上当てはまる場合は、フレイルに該当する、と言われています。
思い出しましたでしょうか?
より詳しく思い出す方は、こちらの記事をどうぞ。
【関連記事】第86回【知っているようで、知らない】フレイル・オーラルフレイルってなあに?①【矯正コラム】
日本人がフレイルにならないために
さて、フレイルについて思い出したところで。
日本人がどうすればフレイルにならないか、考えてみましょう。
フレイルの入口の1つが、「低栄養」です。
栄養が十分に取れていないと、不健康になる。
これはとてもイメージしやすいことですよね。
でも、みなさんはこう思われませんでしたか?
「結構しっかりご飯食べてるし、むしろちょっとお腹周りのお肉が気になっているぐらいだから、私には関係ないわ…」
「そうそう、メタボな体で低栄養なんて、ないない!!」
確かに、今の日本で暮らしていれば、低栄養とは縁遠い感じがしますよね。
でも、実は日本人でも、低栄養状態の方はいらっしゃるんです。
日本人でも低栄養な人がいる
たくさん食べているけれど、栄養価が偏っている、という場合も、低栄養と評価されます。
毎日の家事に追われて、子どもがいないお昼は適当にカップラーメンの生活を毎日していたりすると、栄養価が不足します。
また、なんとなく体に良いイメージの和食も、みそ汁と漬物とご飯だけでさらさらっと食べちゃったりすると、栄養価が不足しがちになります。
成人してお酒をよく飲むようになると、お酒でお腹を満たしている場合もあり、でっぷりとしたお腹だけれど、栄養価は足りていない、という状態もあるんです。
こういった食生活を続けている日本人は、主に「タンパク質」が不足していることが多いと言われています。
タンパク質が不足すると
タンパク質が不足すると、どうなるのでしょうか。
低栄養が続き、タンパク質の量が減ると、筋肉の量が減少します。
加齢に伴い全身の筋肉量が減り、筋力が低下していくことを「サルコペニア」と言います。
また新しい言葉が出てきましたね!
「サルコ」は肉
「ぺニア」は消失を意味しています。
サルコペニアになると、歩くスピードが低下したり、よくつまずいたりするようになります。
低栄養(タンパク質の不足)→サルコペニア(筋肉の減少)です。
まとめ:タンパク質を意識して摂りましょう
日本人がフレイル(虚弱)にならないために必要なこと、それは筋肉量を維持するために、タンパク質を意識して食事に取り入れることです。
私は歯科からもタンパク質について学びましたし、スポーツジムのインストラクターからもタンパク質について学びました。
今はプロテインも併用して、タンパク質不足にならないよう、心がけています。
なかなかお食事だけでは難しい!という方は、プロテインなども併用されると良いのではないでしょうか。
そのあたりは栄養学に長けた人(栄養士さんやスポーツジムの先生など)に質問してみましょう!
フレイルとサルコペニアについて今日は学びました。
明日はいよいよ「オーラルフレイル」について学んでいきます。
ぜひ、明日も遊びに来てくださいね!
今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました!