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第88回【知っているようで、知らない】フレイル・オーラルフレイルってなあに?③【矯正コラム】

おはようございます。

今日もお越しくださり、ありがとうございます。

今日はいよいよ、「オーラルフレイル」についてお話していきます。

オーラルフレイルを理解するには、まずフレイルについて知る必要があります。

フレイルについておさらいしたい方は、こちらの記事をご確認くださいね!

【関連記事】第86回【知っているようで、知らない】フレイル・オーラルフレイルってなあに?①【矯正コラム】

【関連記事】第87回【知っているようで、知らない】フレイル・オーラルフレイルってなあに?②【矯正コラム】

 

 

食べ物が食べられなくなった経験、ありますか?

みなさんは、過去に食べ物が食べられなくなった経験がありますでしょうか。

例えば、インフルエンザで高熱が出たとき、食べ物が喉を通らなかったかもしれません。

 

それ以外に、歯のトラブルで、食べ物が食べられなくなった経験ってありませんか?

 

歯がしみるから冷たい食べ物が食べられなかった、とか。

親知らずを抜いた後に顔が腫れて食べ物を飲み込むと痛いから、ほとんど食事をとらなかった、とか。

そんな経験をした時、どんなお気持ちでしたか?

 

おそらく多くの方が、全然楽しくなかったのではないでしょうか。

もし、食べ物が食べられない時に、友達に食事に誘われたら行きますか?

おそらく、行かないと思います。

 

では、旅行は?

旅行もきっと、道中でおいしいご当地グルメが待っていますよね。

それを考えると、ちょっと辛いですよね。

 

 

口のトラブルは、テンションが下がる

口のトラブルが起こると、人は次のような変化が起こります。

・食べる気がなくなる

・食事量が減る

・噛むことがなくなり、かむ力が弱くなる

・硬いものが噛めなくなる

・軟らかい物を食べるようになる

・ますます硬いものが噛めなくなる

・軟らかい物しか食べられず、食への興味が薄れていく

・食事をしたくなくなる

・低栄養になる

 

 

歯のトラブルから重度フレイルへ

低栄養というフレーズで、前回の記事を読んでくださっている方はピンときたのではないでしょうか?

ささいな口のトラブルが、低栄養状態を招き、フレイルが重度化します。

 

この、お口のトラブルからくるフレイルを、「オーラルフレイル」と呼ぶようになりました。

 

 

オーラルフレイルチェック項目

みなさん、次の項目で当てはまるものはいくつありますか?

・自分の歯が20本未満である

・話すときによくつっかえる

・噛み切れない

・飲み込む力が弱いと思う

・「半年前と比べて硬いものが噛みにくくなった」と思う

・「お茶や汁物でむせることがある」と思う

こういった項目で3つ以上当てはまるものがある方は、オーラルフレイルと言えます。

 

 

オーラルフレイルになると、総死亡リスクは2.1倍に

千葉県で約2000人を対象に行われた調査ではオーラルフレイル該当者の死亡リスクは2.09倍だったとのこと。

まさにフレイルは病気の入口、死亡への入口と言えるわけです。

もちろん人は誰しも亡くなりますが、できることなら、おいしく食べて、楽しく天寿を全うしたいですよね。

そのためには、オーラルフレイルの状態をできるだけ遠ざけたいところです。

 

 

まとめ:オーラルフレイルとは

オーラルフレイルの定義は、このようになっています。

オーラルフレイルの定義
老化に伴う様々な口腔の状態(歯数・口腔衛生・口腔機能など)の変化に、口腔健康への関心の低下や心身の予備能力低下も重なり、口腔の脆弱性が増加し、食べる機能障害へ陥り、さらにはフレイルに影響を与え、心身の機能低下にまで繋がる一連の現象及び過程。(歯科診療所におけるオーラルフレイル対応マニュアル2019年度版より引用)

この難しい言葉も、今なら少しお分かりいただけるのではないでしょうか。

しっかりと歯を大切にして、お口のトラブルを減らす、なくすことで、お口の健康が保たれ、オーラルフレイルを遠ざけることができます。

みなさんぜひ、歯の定期検診に通って、お口のメインテナンスをしてくださいね。

そして、いくつになってもおいしく食べて、いつまでも素敵な笑顔でいられるようにしましょう!!

 

3回にわたる連載、最後までお読みくださり、ありがとうございました!!

 

【今回の記事の参考元】兵庫県歯科医師会ホームページ 他

 

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