BLOGしょう先生のブログ

第87回【知っているようで、知らない】フレイル・オーラルフレイルってなあに?②【矯正コラム】

おはようございます。

今日は、昨日のお話の続きです。

 

 

先週のおさらい

前回は、「フレイル」について学びました。

フレイルとは「虚弱」を意味する英語からできた造語です。

健康な状態と、病気(要介護)の状態の間を表しています。

 

・体重の減少

・疲労感の自覚

・握力の低下

・移動能力の低下

・活動レベルの低下

3つ以上当てはまる場合は、フレイルに該当する、と言われています。

思い出しましたでしょうか?

より詳しく思い出す方は、こちらの記事をどうぞ。

【関連記事】第86回【知っているようで、知らない】フレイル・オーラルフレイルってなあに?①【矯正コラム】

 

 

日本人がフレイルにならないために

さて、フレイルについて思い出したところで。

日本人がどうすればフレイルにならないか、考えてみましょう。

 

フレイルの入口の1つが、「低栄養」です。

栄養が十分に取れていないと、不健康になる。

これはとてもイメージしやすいことですよね。

 

でも、みなさんはこう思われませんでしたか?

「結構しっかりご飯食べてるし、むしろちょっとお腹周りのお肉が気になっているぐらいだから、私には関係ないわ…」

「そうそう、メタボな体で低栄養なんて、ないない!!」

 

確かに、今の日本で暮らしていれば、低栄養とは縁遠い感じがしますよね。

でも、実は日本人でも、低栄養状態の方はいらっしゃるんです。

 

 

日本人でも低栄養な人がいる

たくさん食べているけれど、栄養価が偏っている、という場合も、低栄養と評価されます。

毎日の家事に追われて、子どもがいないお昼は適当にカップラーメンの生活を毎日していたりすると、栄養価が不足します。

また、なんとなく体に良いイメージの和食も、みそ汁と漬物とご飯だけでさらさらっと食べちゃったりすると、栄養価が不足しがちになります。

成人してお酒をよく飲むようになると、お酒でお腹を満たしている場合もあり、でっぷりとしたお腹だけれど、栄養価は足りていない、という状態もあるんです。

こういった食生活を続けている日本人は、主に「タンパク質」が不足していることが多いと言われています。

 

 

タンパク質が不足すると

タンパク質が不足すると、どうなるのでしょうか。

低栄養が続き、タンパク質の量が減ると、筋肉の量が減少します。

加齢に伴い全身の筋肉量が減り、筋力が低下していくことを「サルコペニア」と言います。

 

また新しい言葉が出てきましたね!

「サルコ」は肉

「ぺニア」は消失を意味しています。

サルコペニアになると、歩くスピードが低下したり、よくつまずいたりするようになります。

 

低栄養(タンパク質の不足)→サルコペニア(筋肉の減少)です。

 

 

まとめ:タンパク質を意識して摂りましょう

日本人がフレイル(虚弱)にならないために必要なこと、それは筋肉量を維持するために、タンパク質を意識して食事に取り入れることです。

私は歯科からもタンパク質について学びましたし、スポーツジムのインストラクターからもタンパク質について学びました。

今はプロテインも併用して、タンパク質不足にならないよう、心がけています。

なかなかお食事だけでは難しい!という方は、プロテインなども併用されると良いのではないでしょうか。

そのあたりは栄養学に長けた人(栄養士さんやスポーツジムの先生など)に質問してみましょう!

 

 

フレイルとサルコペニアについて今日は学びました。

明日はいよいよ「オーラルフレイル」について学んでいきます。

ぜひ、明日も遊びに来てくださいね!

 

今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました!

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