BLOGしょう先生のブログ

第94回【お母さんに朗報】歯に良い食事の楽な作り方【矯正コラム】

おはようございます。

今日は、歯に良い食事の作り方について、綴りたいと思います。

 

 

歯に良い食事はよく噛む食事

昨日の記事でも少し書きましたが、歯に良い食事とは、よく噛む食事のことを指します。

【関連記事】第93回【歯科医師も知らなかった】卑弥呼の歯が良いらしい【矯正コラム】

 

では、よく噛む食事って、どんなものなのでしょうか?

するめを毎日食べさせるとか?

それはお子さんが嫌がりますよね。

栄養も偏りそうですし、お母さんも毎日のレシピがグンと狭まってしまいます。

 

 

「よく噛む」とは、噛む回数を増やすこと

よく噛むって表現、ちょっと分かりにくいですよね。

硬いものを噛むべきなのかなって思う人もいるかもしれません。

 

でも、硬いものは食べなくても大丈夫です。

噛む回数を増やす意識をしたら大丈夫なんです。

 

特にこの2つを意識しましょう。

①煮込みすぎない

②小さくしすぎない

 

 

大好きなカレーも、野菜は大きく

「カレーは飲み物です」なんて名言(迷言?)もありますが、丁寧に丁寧に煮込んでいくと、ほとんどの肉や野菜がとろとろになって、飲み物同然になってしまいます。

そうなると、お子さんたちは噛むことをほとんどしなくても食べられてしまうので、煮込みすぎないようにしましょう。

 

例えばですが、お野菜だけは後から乗せるなんてのも良いですね。

見た目もきれいですし。

お肉もひき肉じゃなくて、ブロックのお肉の方が噛む回数が増えます。

カレー1つとっても、いろいろな工夫をすることで、噛む回数を増やすことができますね。

 

 

下のお子さんに合わせて、上の子も細かく刻んでいませんか

「食べないから」という理由で、小さく小さく刻んで食べさせていませんでしょうか。

もちろん子どもとしては、一口サイズでぱくっと食べられる方が食べやすいですし、大人も楽ができます。

こぼす心配も減りますよね。

 

ですが、できるだけ前歯でかぶりつくような大きなサイズで提供することをお勧めします。

そうすることで、前歯も使って噛むことができます。

 

 

おすすめおやつ:生野菜スティック

私がお勧めしているおやつに、生野菜スティックがあります。

にんじんやきゅうり、セロリなどを縦に細長く切って、グラスに入れておくだけ。

ポッキーのように、少し長めに切っておきましょう。

ちょっと味が淋しい方はマヨネーズなどをつけても良いでしょう。

これだと、結構ポリポリと子どもも食べます。

私が患者さんにお勧めすると、「意外と食べました!」という声が多いおやつです。

 

ポイントは、ちょっとこじゃれたガラスのグラスに入れておくこと。

プラスチックの白いコップとかでは高級感がでないんですね。

バーでポッキーが入っているような、ちょっとキラキラしたグラスに入れることで、子どもも何だろう?って興味を持って食べるようです。

もちろん、割れてケガをしないように、気を付けてくださいね。

 

 

まとめ:噛む回数が増える調理方法を考えよう

よく噛む、とは噛む回数が増えるようにするということをお伝えしました。

噛む回数を増やそうと思うと、生野菜を使ったり、食材を細かく切るのを止めたりという工夫が必要になります。

でも、これって、お母さま方には朗報だと思うんですね。

 

煮込み時間も短縮できますし、手間が減ると思います。

子どもがおいしく食べてくれるようにと思って手間暇かけていたことが、案外歯には良くなかったかもしれません。

これからは時短調理をして、歯にも良いお食事をお子さんに食べてもらいましょう!

 

今日もお読みくださり、ありがとうございました!!

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