BLOGしょう先生のブログ

第11回【永遠のテーマ】良い職場って、どんな職場?【衛生士向けコラム】

おはようございます、今日もお越しくださり、ありがとうございます。

皆さんは、良い職場ってどんな職場だと思いますか?

働く側も、雇う側も、世の中のたくさんの方が、悩まれている議題ですよね。

 

 

なんだかんだ言って、お金だとは思う。

よほどそのお仕事が好き、この仕事が天職!と感じている人でない限り、なんだかんだ言っても、お金は1つの基準になるのかなと思っています。

好きでやっている仕事であっても、給料は少ないよりは多い方が嬉しいですよね。

 

私は以前、やりがいを感じて働いていた職場がありましたが、給料が周りの友人の半分~1/3ぐらいでした。

自分でやりがいやその仕事をする意義を考えて、「今は我慢の時」と思っていましたが、やはり納得はしていませんでした。

 

給料は上がらないのに、やるべきことだけどんどん増やされていきました。

 

そして、突然「若手の給料だけ上げます!!」って発表が出て、若手と同じ給料になりました。

その時は、ちょっと退職がちらつきましたね。

 

ま、最終的には違う理由で退職しましたが、人間きれいごとだけでは生きていけなくて、やはりお金は大事、ということは、私も同じです。

 

 

でも、それだけじゃない

じゃあ給料が高い企業であればあるほど魅力的か?と問われると、それもまた違いますよね。

もしそれが真実であれば、世の中の給料の安い会社は淘汰されて、給料の高い会社ばかりが残っているはずです。

 

でも、給料の高い会社でも、激務の会社では人がやめていきます。

給料以外にも、大切なことって、いくつかあると思うんです。

 

大切な要素の1つは「人」

お金以外の大切な要素って、何でしょうか。

私は、その1つが「人」ではないかと思っています。

 

例えば、ギスギスした人間関係は、その仕事を辞める1つのきっかけになり得ると思いませんか。

 

職場についたときに、「はあ…今日もあの人に会うのか」と思う気持ちがあると、すごくストレスが溜まりますよね。

ハンコ1つもらうために、「どのタイミングで扉をノックすれば、機嫌が良いのかな?」なんて気を遣うのも、うんざりです。

 

そういった「人」が良くない職場は、辛いことが多いので、人というのは大切な要素ではないかと思います。

 

 

「人」の何が大切なのか

では、人の何が大切なのかをさらに考えてみると。

 

私は「整合性」ではないかと思っています。

 

整合性とは、物事や言動に矛盾がなく、整っていること。

 

「言われた通りにやったのに。」

「どうしてこんなこと言われなきゃいけないの。」

「前はこれでOKって言ってたのに。」

 

このようなことが、辛いことの1つだと思うんです。

 

私は、卒業して間もないころに、こんな体験をしたことがあります。

朝礼前

私「先生、症例検討お願いしたいので、お時間いただけませんか?」

のりこ先生「そうね、じゃあ夕方持ってきてくれる?」

 

17:00

私「先生、症例検討お願いできますか?」

のりこ先生「あのさ、私が忙しそうなの、見て分からない?」

私「すみません、後日伺います。」

 

数日後、のりこ先生の時間を見計らって

私「先生、症例検討お願いできますか?」

のりこ先生「あのさ、どうしてこんなギリギリに持ってくるの?」

私「(えええ…)すみません。」

 

今考えれば、私の聞き方(アポイントの取り方)にも問題があったのだと思いますが、その当時はもうその先生とのディスカッションが憂鬱でした。

機嫌が良いときじゃないと、受け入れてもらえないのです。

こういうの、ほんとしんどいですよね。

 

あれからもう何年も経っているのに、いまだに覚えているぐらいです。

発言に整合性がないんですよね。

これでは部下は、しんどいんです。

 

私自身は、例えば

・体調が悪いからといって、部下に強く当たらない

・以前言ったことと、今回の発言に矛盾がないかを気を付ける

などを心がけています。

 

(ただ、以前言ったかもしれないと思って「前も言ったかもしれないんですが」と言うと、それに対してイラっとされることもあるので、その辺が難しいなと思います。)

 

 

「整合性」と「協調性」の違い

以前は人として「協調性」が大切かなと思っていました。

ですが、協調性って、ちょっと分かりにくい言葉なんですよね。

 

協調性とは「利害や立場の異なる人と譲り合って、協力することができる能力のこと」とありますが、1つ間違えるとただのイエスマンになります。

その塩梅が難しいです。

 

世間一般には組織として「上司が扱いやすい部下」に対して、「協調性がある」と評価しがちではないかと思います。

それを最優先にしていると、新しいことが生まれにくいのではないでしょうか。

 

例えば「めっちゃ怖いオカンみたいな上司」がいたとします。

何かあればガミガミ言うけど、でも言っていることは一理あるし、めっちゃ怖いけどそれは本人のためを思って言っている。

そんな一貫性があれば、部下にも受け入れられるのではないでしょうか。

 

そうではなく、「今日は機嫌が良いから何にも言わないけど、先週はめっちゃ機嫌悪かったからあれもこれも言ってきてうざかった!!」みたいなことになると、ダメなのではないかと思います。

 

私は「整合性」が大切だと思うのですが、みなさんはいかがですか?

 

今日もお読みくださり、ありがとうございました!

 

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