BLOGしょう先生のブログ
おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。
今日は、口コミについての注意点をお伝えしたいと思います。
口コミの怖さ
先日、家族と近所の歯医者の話になりました。
とある歯科医院に対して、家族が「あそこの歯医者はイマイチって聞いた」
と言うのです。
もう少し詳しく話を聞いてみると
「知り合いの鈴木さんがいまいちだって言ってたらしい。」
「また、菅原さんもいまいちだって聞いたと言っていた。」
と言うのです。
これが「口コミ」です。
口コミは大切だけど
口コミって、絶大な威力を発揮します。
そして、おそらく知人同士の口コミには大きな「嘘」はないでしょう。
しかし、その口コミには、気を付けるべき点があります。
情報の発信源が1人の時もある
例えば、田中さんがとある歯医者さんにいって、1時間も待たされてしまいました。
そういう時って、誰かに言いたくなりますよね。
田中さんは、江頭さんに「1時間も待たされたのよ」と話しました。
そして、江頭さんは、「あそこの歯医者、1時間も待たされるらしいわよ」と佐藤さんに話しました。
佐藤さんはびっくりです。
「あそこ、良い歯医者やと思ってたのに…」
そして次の日、佐藤さんは、江頭さんから聞いた話を田中さんに話しました。
すると、田中さんは言うのです。
「えええ!私もよ!私も1時間も待たされたの!」
そこで佐藤さんと田中さんは、確信したのです。
「あの歯医者は、いっつも待たせる歯医者で、だめな歯医者なのよ」
実はこの話、1時間待たされたのは田中さんだけです。
でも、それぞれ違う人から同じ話を聞いたことで、もうみんなが待たされると確信をもってしまったのですね。
そのまま他の人に言って回ると、立派な悪評の完成です。
良いところよりも、悪いところを言いたくなる
人って、とても良い経験をした時は1人で満足します。
でも、とても嫌な経験をした時って1人で消化しきれないことが多いんです。
そこで、お友達にそのことを話してしまう。
なので、基本的に良かったことと悪かったことを比較すると、圧倒的に悪かったことの方が多く情報として入ってきます。
すると、どこの歯医者に行ったら良いか分からない、となってしまいます。
情報源に気をつけよう
どこの歯医者が良いか?という情報に限らず、お友達からの口コミに関しては、情報源を聞くようにしましょう。
話しているお友達の実体験であれば、それは信ぴょう性があります。
でも、お友達が「聞いた話」なのであれば、それは噂話にすぎません。
噂話は、たいがいご自身の仲の良いグループに同じように広まっています。
そして、あちこちから同じ噂話を聞くことで、それが確信に変わっていきます。
これって本当に恐ろしいことだと思います。
情報を見極める目をしっかりと持って、判断していきましょう。
今日もお読みくださり、ありがとうございました!
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