BLOGしょう先生のブログ
おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。
今日は、昨日の記事の続きです。
【昨日の記事】第116回【そして大人に】思春期に顔つきが変わるのはなぜ?【矯正コラム】
下あごが遅れて成長する
昨日の記事で、お顔の成長スピードは一律でないことをお話しました。
下あごだけが、思春期に成長するんです。
それにより、お顔つきがぐっと大人びてきます。
かみ合わせも変わる
上あごと下あごの成長スピードが異なるので、上あごと下あごに生えている歯も、位置関係が変わります。
小学生の頃に矯正をして良いかみ合わせになっていても、大きくなったらあご自体が成長して、かみ合わせが崩れてしまうことがあるんです。
これが、子どもの矯正と、大人の矯正が分かれている1つの理由です。
「幼少期から矯正を始めたのに、結局大きくなるまで矯正治療が終わらない!」
「期間が長すぎる!!」と感じている方が多いかもしれません。
それは、下あごの成長を待っているからなのです。
特に受け口傾向のある方は慎重に判断を
下あごの成長が旺盛になって最も困る(治療が難しくなる)のは、受け口の傾向がある患者様です。
前歯のかみ合わせが反対になってしまうと、改善に時間がかかります。
かみ合わせが反対というのは、下の前歯の方が、上の前歯よりも前に出ている状態です。
また、その程度が激しい場合は、矯正治療だけでは改善せず、手術をして下あごの骨の位置を変える必要があることもあります。
これを、外科的矯正治療と言います。
下あごの成長が止まるまでは、どの程度の受け口になるかが判断できないので、大人の矯正治療開始には慎重な判断が必要です。
予測が難しい
「じゃあ、いつまで大人の矯正を待ったら良いの?」
これが難しい問題です。
これは「いつ身長止まるの?」という疑問と同じなんですね。
早いうちにグングン大きくなる子がいるかと思えば、みんなより遅くに急にグーンと大きくなる子がいたり。
少しずつだけど毎年ずっと伸びている子がいたり。
それと同じで、下あごの骨の成長がいつ止まるのかは、なかなか予測ができません。
予測していても、外れてしまうことがあります。
ですので、ここである程度の矯正歯科医の経験が加味されて、治療の開始時期を決定します。
みなさんは、もしどのタイミングで矯正治療を始めるか迷ったら、まずは矯正相談に行ってみてください。
虫歯治療の先生はこの経験がないので、判断ができません。
矯正治療の先生に聞いてみてくださいね。
今するべきなのか、少し待つべきなのか、教えてもらえると思います。
今日もお読みくださり、ありがとうございました!
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それでは、今日も素敵な1日をお過ごしください。
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