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第99回【受け口の治療】大がかりなマスクをするって本当ですか?【矯正コラム】

おはようございます。今日もお越しくださり、ありがとうございます。

今日は、clubhouseで歯のお悩み相談室を開催した際に、お母さまから質問のあった、受け口を治す装置について、お伝えしたいと思います。

 

 

受け口とは?

まず、質問にお答えする前に、受け口って何?というお話をしたいと思います。

受け口とは、上図の左の真ん中にあるかみ合わせのことです。

下の前歯が上の前歯よりも前にある状態で、前歯がかみ合っていない状態を指します。

 

この受け口の状態だと、一般的には、歯の寿命が短くなると言われています。

一説には、受け口の人は80歳で歯が20本残っている確率が非常に低い(あるいはほぼない)とも言われており、平均寿命の長くなった今では改善すべきかみ合わせと考えられています。

 

 

お母さまからの質問

「受け口の治療って、すごく大きなマスクみたいなのを付けるって聞いたんですけど…」

というご質問でした。

このご質問、半分は正解で、半分は間違いです。

つける人もいますってのが、正しい回答です。

 

つける場合は、こんな装置をつけます。

※イラスト:歯科素材屋さん(無料素材)より

 

では、どんな人がつけるのか、詳しく解説していきたいと思います。

 

 

受け口の分類

「受け口」と言っても、いくつかのタイプがあります。

細かく分けるのは難しいかもしれませんが、大切なことなので、ちょっとだけお付き合いくださいね。

 

歯だけが反対なのか、骨が反対なのか

皆さんは、歯と歯ぐきの存在をご存じだと思います。

でも、歯を支える骨に関しては、あまり考えたことがないかもしれません。

 

歯は、歯ぐきに埋まっていますが、この歯ぐきの中には「骨」が入っています。

「上あごの骨」を上顎骨(じょうがくこつ)

「下あごの骨」を下顎骨(かがくこつ)と言います。

 

上あごの骨に上の歯が生えていて

下あごの骨に下の歯が生えています。

 

受け口を、骨と歯に分けて考えると

 

  1. 上あごと下あごの骨の大きさには問題がないけれど、歯だけに問題がある場合
  2. 歯には問題がないけれど、上あごと下あごの骨の大きさに問題がある場合
  3. 歯にも問題があるし、上あごと下あごの骨の大きさに問題がある場合

に分けられます。

 

それぞれを詳しく説明すると、日が暮れてしまいます。

 

覚えていただきたいのは

「骨の大きさに問題のある場合は、大きな装置を付ける可能性がある」

という点です。

 

歯だけに問題が限局している受け口の場合は、大きな装置を付ける可能性は低いです。

つまり上記の2.と3.の場合は、大きな装置をつけます。

 

骨の問題はさらに2種類に分けられる

2.と3.に関しては、さらに骨の大きさで2種類に分けられます。

A)上あごの骨が小さい

上あごの骨が小さい場合は、その上あごの成長を促進するために、このような装置をつけることがあります。

これを「プロトラクター」と言います。

インターネットで無料で使用できるプロトラクターの画像がこちらのものでしたが、もう少しシンプルなものが主流です。

※厳密にはちょっと違うので、ぜひ気になる方はインターネットで「プロトラクター 矯正」と検索してみてください。

前から見るとこんな感じ。

口の中に付けている金具と、口の外にある装置をゴムでつなぎます。

このような装置を家で使用していただく場合があります。

 

 

B)下あごが大きい

A)は上あごが小さい場合でしたが、Bは下あごが大きい場合です。

このような場合は、当院では矯正装置を使用しません。

しかし、一部の医院では「チンキャップ」という矯正装置を使用することがあります。

こんな装置で下あごを抑えつけることで、成長を抑制します。

前から見るとこんな感じ。

治療に関する考え方は医院によって異なるため、当院では使用していません。

使う医院もある、と知っていただければと思います。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ちょっと学問的で、頭がこんがらがってしまったかもしれません。

 

これを覚える必要は全くなくて、知っていただきたいのは

  1. 全ての受け口で、大きな装置を付けるわけではない
  2. 受け口のタイプによって、使う装置が異なる

 

という点です。

 

少しでも参考になれば幸いです。

今日もありがとうございました!

 

【関連記事】受け口の治療はなぜ難しいのか

 

【関連記事】受け口の早期治療

 

 

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